Windows 11向け異例のOOB更新が公開、証明書信頼情報を補完するKB5134133/KB5134134

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Microsoftは10月26日(現地時間)、Windows 11向けの臨時更新プログラム(Out-of-Band Update)としてKB5134133とKB5134134を公開しました。今回の更新は、セキュリティ問題や不具合の緊急修正ではなく、「証明書信頼リスト(Certificate Trust List)」を正常に受け取れない環境向けに提供されている点が特徴です。[Certificates] This update includes an updated trusted root certificate payload in the Windows cumulative update for devices that cannot access Microsoft’s certificate-update service and devices where automatic certificate trust list (CTL) updates are disabled. To learn more, see Certificates and trust in Windows.Windowsでは通常、Microsoftの証明書更新サービスを通じて信頼済みルート証明書の情報が配信されます。しかし、一部の環境ではこの仕組みを利用できません。今回のOOB更新はこれら特定の環境に向けたもので、最新の信頼済みルート証明書情報が直接組み込まれています。更新を適用することで、ネットワークから切り離された環境や、証明書の自動更新機能が無効化されている端末、あるいはMicrosoftの証明書更新サービスへアクセスできないシステムなど、通常の証明書更新サービスを利用できないPCでも最新の証明書情報を利用することができるようになります。このタイミングで、OOB更新が公開された理由は明記されていませんが、インドの認証局「eMudhra」で発生した中間CA秘密鍵漏えい問題に対処するものではないかと推測されます。対応するWindows 11バージョンKB5134133はWindows 11バージョン24H2、25H2、26H2向けに提供され、KB5134134は26H1向けに公開されています。これらの更新によって各バージョンのOSビルド番号も更新されます。今回のアップデートは累積更新として提供されるため、10月の月例更新を適用済みの場合は、新たに追加されたコンポーネントのみがダウンロードされます。Smart App Controlを有効化できない場合がある問題、非管理者ユーザーによるリモートデスクトップ接続の失敗、USBオーディオ機器が正常に動作しない問題など既知の不具合も引き継いでいます。まとめ今回のOOB更新は、多くのユーザーが想像するような緊急不具合修正ではありません。Microsoft自身も、通常の証明書更新サービスを利用できない特殊な環境を主な対象としていることを明らかにしています。一般的な家庭用PCや通常運用のWindows 11環境では、あえて手動で導入する必要性はありませんが、オフライン環境など、証明書更新サービスが利用できない環境では、証明書の信頼性を維持するための重要な更新となりそうです。