昨季の豪雪の反省踏まえ…まず除雪から 青森市が見直し案を発表

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雪で動けなくなった車を押す人たち=青森市で2026年1月23日、足立旬子撮影 青森市は27日、今年1~2月の記録的な豪雪により除排雪が大幅に遅れた問題を受け、今冬に向けた新たな除排雪の実施計画案を発表した。これまで一体的に行ってきた除雪作業と排雪作業を分け、除雪のみを先行して回数を増やし、道路交通を迅速に確保する方法への見直しを決めた。GPSで作業状況を確認できるシステムも 青森市では、今年1月下旬から2月上旬の15日間で261センチの降雪に見舞われた。集中的に降雪が続いたことから、生活道路を中心に除排雪作業が追いつかず、路線バスの運休や小中学校の臨時休校、ごみ収集の遅れなど市民生活に大きな影響を及ぼした。Advertisement新たな除排雪体制について説明する青森市の西秀記市長=青森市で2026年10月27日午前11時38分、神崎修一撮影 市はこれまでの約20年間、道路の雪を重機で路肩側へ寄せる除雪作業と、その雪をダンプカーへ載せて「雪捨て場」まで運ぶ排雪作業を一体的に実施する方法を採用してきた。ところが、ダンプ不足や雪捨て場の混雑などで一つの工程が滞ると、その後の作業にも影響し、近年の豪雪に対応できない状況が続いていた。 そのため今冬からは除雪のみを先行する方法に改める。市によると、除雪と排雪を一体で行う場合、作業完了まで通常3~5日かかったが、除雪を優先させることで道路交通の確保までの期間を1~2日に短縮できる見通しだという。 さらに市は除雪の出動基準も見直し、「交通の確保が困難と認められる場合」から「交通に支障が生じることが見込まれる場合」に変更する。早期に出動することで、道路が圧雪状態になる前に除雪作業に取りかかる。このほか、作業用重機約1000台にGPS(全地球測位システム)を導入し、地図上で作業状況を確認できるシステムも構築する。 西秀記市長は27日の臨時記者会見で「大幅な遅延を生じさせてしまった反省がある。(新方法を)まず実行して、皆さんに安心していただきたい」と述べた。【神崎修一】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事