福岡空港の複合施設の名称「TABISIA(タビジア)」を発表する福岡国際空港の田川真司社長(中央)ら=福岡市中央区で2026年10月27日午前11時10分、宇都宮裕一撮影写真一覧 福岡空港を運営する福岡国際空港(FIAC)は27日、建設中の大型複合施設の名称を「TABISIA(タビジア)」に決めたと発表した。 国内線ターミナルに直結し、飲食店や宿泊施設などが入る。飛行機に乗らない人も旅の気分や特別な体験を楽しめる「旅する空港」を目指し、2027年夏ごろに開業を予定している。Advertisement 名称は「旅」と「アジア」、想像や幻想を意味する「ファンタジア」を組み合わせた。 福岡市内で記者会見したFIACの田川真司社長は「一日中楽しめる体験型の施設を目指す。海外に行った気分を本場の料理などを通じて疑似体験し、旅行に出掛けるきっかけにしてほしい」と述べた。 来場者の目標は年間1600万人で、そのうち700万人は搭乗者以外を見込む。 施設は11階建て。1~4階に商業施設、5~11階にホテルが入る。1階にバスターミナル、2階には国際線ターミナルとの連絡バスの乗降場を設ける。福岡空港の複合施設4階のアジアンフードフロア「横丁ゾーン」のイメージ=福岡国際空港提供写真一覧 新施設の目玉は4階のアジアンフードフロア「ASIYONG(アジヨン)」。700席あり、7カ国・地域の人気飲食店44店が出店。台湾の5店とタイの2店は、国外初進出となる。 街の様子を再現した横丁やレストランのゾーン、フードコートを設ける。台湾のワンタンや牛肉麺、タイの焼きそば、カレー麺など、数百店に営業をかけて絞り込んだ。この他にも韓国、シンガポール、中国、ベトナム、香港などの料理を食べ歩きできる。 商業施設は計180店が入り、3階は日本キャラクター・体験型コンテンツのフロアになる。 既存の施設と合わせ、国内線の保安検査場の外にある商業施設としては、西日本の空港で最大となる。 田川社長は「今の福岡にはないテナントを誘致し、魅力を高めた」と話し、九州の飲食や土産物以外の店を強化するという。 複合施設整備に合わせて国際線との連絡バスが走る専用道を整備する。所要時間は現在の約10分から約5分に短縮される。【宇都宮裕一】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。