署名式典に参加するフォンデアライエン欧州委員長(左から2人目)、カナダのカーニー首相(同4人目)ら=カナダ東部モントリオールで2026年10月30日、ロイター 欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長らは30日、カナダ東部モントリオールでカーニー首相と会談し、エネルギーや人工知能(AI)、重要鉱物などで連携する「未来への同盟」を発足させることで一致した。 またカーニー氏はカナダが今後、EUとの連携を可能な限り強化し、「EUの最初の準加盟国になるだろう」とも述べた。Advertisement 「準加盟国」を巡っては、9月にフォンデアライエン氏がカナダに提案した。トランプ米政権の高関税政策などに世界が振り回される中、「ミドルパワー(中堅国)」で連携し、対抗する狙いがある。記者会見に臨む(左から)欧州連合のコスタ大統領、カナダのカーニー首相、フォンデアライエン欧州委員長=カナダ東部モントリオールで2026年10月30日、ロイター EU条約に準加盟国の規定はなく、一部の欧州諸国が難色を示しており、会談の共同声明には盛り込まれなかった。ただ、双方は今後も交渉を継続させる構えだ。カーニー氏は来年6月のEU首脳会議に出席し、具体的な結論を得る考えだという。 共同声明では、多国間主義や国際秩序を重視し、ウクライナや中東の問題を共に解決することなどが記された。また、EUとカナダの「デジタル貿易協定」については実質的な協議を終え、カナダがEUのウクライナ融資プログラムに最大5億ユーロ(約880億円)を拠出することも決まった。【ニューヨーク三木幸治】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。