「福島の真ん中にある本宮を各地への入り口にしたい」と意気込む佐藤汰さん(中央)と妹・楊箸優さん(右)、妻・梨香さん=本宮市本宮のランドスケープコーヒー07で2026年10月9日午前10時2分、錦織祐一撮影 JR本宮駅前の築約60年の空き店舗をリノベーションしたカフェ「ランドスケープコーヒー07」(福島県本宮市本宮)が今夏オープンした。品質管理が徹底された「スペシャルティーコーヒー」を自家焙煎(ばいせん)し、米粉のシフォンケーキも人気だ。地元の親子連れに加えて県外からも客が訪れており、経営する地元出身の佐藤汰(たい)さん(34)は「街の未来について語り合える場にしたい」と意気込んでいる。はじまりは新型コロナ禍 佐藤さんは東京の人材会社に8年勤務。その中で、学生時代からの友人の石川翔一郎さんが勤めるカフェでスペシャルティーコーヒーと出合い「甘みや果実感といった多様な味があるのに驚いた」。関心を持ち、新型コロナウイルス感染拡大で「おうち時間」が増えたことも重なって食品衛生責任者の資格を取得。後にバリスタの大会に出場するほどコーヒーに没頭した。 2021年5月、コロナ禍で「せかせかした都会の中でゆったり過ごせる場所を作りたい」と、副業で友人らと東京・渋谷にシーシャ(水たばこ)のカフェをオープン。広々としてリラックスできる室内環境が評判の人気店となった。この経験から「コンセプトをきちんと立てて、そこから空間や体験を作ることが大事だ」と、店舗などの空間デザインや映像制作を手掛ける企画会社「nowhere(ノーウェア)」を設立した。Uターンして気づいた「ない」もの…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事