ガソリンが入ったペットボトルを販売する男性=イエメンのタイズで2026年10月23日、ロイター 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は29日、内戦で緊迫化するイエメンを巡り、今月に入って親イラン武装組織フーシ派が南部の要衝タイズを「完全包囲」したため、人道危機が劇的に悪化したと発表した。タイズと南部の港湾都市アデンなどを結ぶ全ての主要道路が遮断され、食料や医療品、燃料などの物資の搬入が困難になっているという。 イエメンでは2015年にサウジアラビアが支援する暫定政権とフーシ派の内戦が本格化。22年に一時停戦が実現したものの、今年9月のフーシ派による紅海沿岸への進攻を契機に全面的な紛争が再燃した。HRWによると、フーシ派は内戦当初から暫定政権が支配するタイズ中心部を包囲してきたが、戦闘が激化した今月、残された補給路まで完全に封鎖した。 国連によると、タイズはもともと大半の地区で食料不安が緊急レベルに達していた。HRWがタイズの住民や医師ら計15人を聴取したところ、…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事【最新記事】