障害者らの旅行企画でビジネス確立 希望に寄り添い続けた40年

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障害者や高齢者が安心して楽しめる旅行について語る平森良典さん=東広島市で、西山夏奈撮影 東広島市の旅行会社「昭和観光社」が、8月末に発表された今年度の「ジャパン・ツーリズム・アワード」(日本観光振興協会など主催)で入賞した。同社は約40年前から障害者や高齢者らが安心して楽しめるバリアフリー旅行を企画しており、福祉支援にとどまらず、持続可能な観光ビジネスとして確立した点が評価された。 ジャパン・ツーリズム・アワードは、旅行業の発展に貢献した団体や個人を対象に毎年実施されており、今年で10回目。全国から272件の応募があり、同社は入賞した30団体のうちの一つ。一人一人の事情を考慮 1946年創業の同社は、修学旅行や社員旅行などを広く取り扱ってきた。福祉施設の団体旅行を担当することもあったが、施設の設備や支援態勢が十分でないために、希望した旅行先を諦めざるをえないケースが少なくなかった。 「より多くの人に旅行を楽しんでもらいたい」。3代目社長の平森良典さん(64)はそう考え、94年に障害者や車椅子利用者を対象にした「心の翼バリアフリーツアー」を始めた。 当時はエレベーターのない駅が多く、多目的トイレの設置も限られていた。だが、平森さんは一人一人の利用者の事情を考慮しながら、安心して旅行できるプランを準備していった。「できない理由を並べるのではなく、どうすればできるかを考え続けた」と振り返る。オーダーメードツアーも 2011年からは、障害者や車椅子利用者を対象とした旅行に特化。現在は、日本各地の観光地や温泉などを巡るパックツアーのほか、利用者の希望に沿ったオーダーメードのツアーを提供し、年間で約200人が利用する。…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事