大学駅伝デビューへの思いを語る創価大の田村幸太選手=東京都八王子市で2026年10月1日、長宗拓弥撮影 11月1日に開催される全日本大学駅伝の各チームのエントリーメンバーには注目の1年生たちが名を連ねている。 創価大の田村幸太選手は、その一人だ。 偉大な先輩の系譜を継ぐ期待のルーキーはこう語る。 「いつかはエースと呼ばれる選手になりたいですが、1年目はチームにとって必要な選手になることが目標です。しっかりと貢献したいです」 チームが9位に終わった10月12日の出雲全日本大学選抜駅伝ではエントリー入りしたが、出番はなかった。 それだけに伊勢路での大学駅伝デビューを心待ちにしている。創価大「黄金世代」の一角 今春、創価大にはチーム史上初めて入学時点で5000メートルで13分台の好記録を持つ日本選手が6人も加わった。 田村選手は大阪・関西創価高時代に5000メートルで13分59秒74の自己ベストを記録したが、自身より速いタイムを持つ同期が5人もいることを知り、驚いたという。 「(進学を決めた時点では)こんなに速い同期がいるなんて知らなかったです。『自分が一番でいたい』というのはありましたが、今までチーム内にライバルがいることがなかったので、本当に良い環境だと思っています」 入学後、激しいメンバー争いの中で充実した日々を過ごしている。 同級生たちに負けないと思う部分を聞くと、少し悩んだ末に苦笑しながら答えた。 「今のところは見つかっていないです」 特に、宮城・仙台育英高出身の菅野元太選手(1年)には刺激を受けている。 「菅野はすごい選手です。陸上IQが高いんです。駆け引きもそうですが、知識が豊富で、吸収しないといけない部分が多いと感じています」中距離も得意な健脚 堺市出身。3人兄弟の末っ子で、8歳上の兄が陸上部に所属していた影響で競技は身近にあった。 きっかけは小学4年でマラソン大会に出場したことだった。 「結構走ることができたので、中学では本格的に陸上部に入ろうと思いました」 800メートルで全国中学校体育大会にも出場した。 すると、関西創価高の監督から「君が必要だ」という熱心な誘いを受けた。そのこともあり、進路を決めたという。 全国高校駅伝には2年時に出場し、エース区間の1区で24位。全国高校総体の5000メートルにも2年連続で出場した。 大舞台で本領を発揮できなかったが、1500メートルでも世代トップクラスの記録を持ち、スピードと豊かな将来性が注目されていた。追う偉大な背中…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。【前の記事】早大・鈴木琉胤、腕時計を内側に向ける理由 「あの時以来の…」関連記事