川端康成の魅力を語る辻本千鶴さん=京都市山科区で2026年7月14日午後1時2分、三角真理撮影 40代の頃からか「これが老化現象か」と思うことが増えていった。目、肌、足……。一つ一つ言いたくはないけれど、代わりに言ってくれる人がいると「そう、そう」と耳を傾けてしまう。そんなふうに読んだのが川端康成の「山の音」。川端研究者の京都橘大教授、辻本千鶴さん(65)に登場人物の思いを読み解いてもらった。【三角真理】還暦を過ぎた“禁断の愛”!? こんな話だ。 主人公・尾形信吾は還暦を過ぎて、老いを感じる日々を送っている。そこへきて家の中もゴタゴタ続き。息子は結婚して間もないのに愛人をつくるし、娘は家庭不和で子どもを連れて戻ってくるし。そんな中で信吾の心の慰めは、同居する嫁の菊子の存在――。 嫁との不倫話!?と思ったら、「ストーリーだけを見ると、しゅうとと嫁の“禁断の…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事