蔦屋重三郎ゆかりの浮世絵や黄表紙、ドラマの撮影で使われたのれんなどが並ぶ館内=東京都台東区千束で 喜多川歌麿や東洲斎写楽を世に出した江戸時代の版元、蔦屋重三郎ゆかりの作品を展示する台東区の施設「江戸粋耕書堂」が、生まれ育った吉原(東京都台東区千束)に期間限定で開館した。2025年に放送されたNHK大河ドラマで高まった関心を、地域のにぎわいにつなげる狙いだ。 会場の吉原会館には、蔦屋重三郎が出版した彩色絵本「青楼美人合姿鏡」や黄表紙「江戸生艶気樺焼」など約60点が並ぶ。復刻版の浮世絵に触れ、紙の凹凸や雲母(きら)の輝きなどすりの技法を確かめられるコーナーもある。ドラマで使われ、NHKから区に譲られたのれんとあんどんも展示している。Advertisement 会館を使う地元6町会の一つ、京町二丁目町会の鈴木康之会長は「最近はご夫婦や女性グループでいらっしゃる方が多くなり、街の雰囲気が変わった」と話す。 12月6日まで。入場無料。月曜(祝日の場合は翌日)休館。問い合わせは区文化振興課(03・5246・1153)。【尾上雅典】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。