竹害をおいしく解決 北九州の大学生が開発、第2弾は「メンマ」

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「北九州めんま たけっちゃ」をPRする学生たち=北九州市小倉北区で2026年9月14日午後0時42分、橋本勝利撮影写真一覧 放置竹林の増加による「竹害」の解決につなげようと、九州栄養福祉大(北九州市小倉北区)は、地元産の竹を活用した商品開発の第2弾「北九州めんま」を開発した。同大では第1弾となる「竹炭かりんとう」を昨秋商品化。今回も地元企業の支援を受け、北九州のお土産や、ご飯のお供としての地域ブランド化を進める。 北九州地域は、竹林面積が全国有数の規模。近年は管理が行き届かない放置竹林が増加し、保水力の低下や生態系への影響を招くなど問題が深刻化している。名産「合馬のたけのこ」の産地でも対応が必要になっており、学生たちは食を通じた地域課題の解決に取り組んでいる。Advertisement 今春始動したメンマのプロジェクトでは、学生たちが2トン超の幼竹を伐採し、塩漬け加工も体験。メンマ製造の工程や竹林の現状を学びながら商品開発を進めてきた。小倉井筒屋で開かれた試食投票では5種類の試作品が並んだ=北九州市小倉北区で2026年7月19日午後0時42分、橋本勝利撮影写真一覧 夏前には10種類以上の試作品を考案。5種類まで絞り込み、7月に小倉井筒屋での試食投票を経て、「韓国のりキムチ味」と「明太マヨ味」の商品化を決めた。 商品名は「たけっちゃ」とした。キムチ味は30日に開幕する「小倉城竹あかり」で先行販売するほか、小倉井筒屋やコーヒーと業務用食材の卸・小売業「極東ファディ」が展開する店舗でも取り扱う。マヨ味は明太子メーカー「かば田食品」(北九州市八幡西区)と共同開発を進め、来年度中の販売を目指す。 商品化に向け、学生たちの伴走支援にあたったのがスマート農業を起点に地域課題の解決に取り組むコンサルティング企業「DEN農」(福岡市中央区)だ。代表の倉田知之さん(55)は「国内で流通するメンマの大半は中国産で、国産品は希少。『食べる竹林整備』を打ち出すことで、竹害への理解が深まる」と話し、加工時に排出される竹の皮といった廃棄物も堆肥(たいひ)化を図り、資源循環の仕組み作りも検討する。 竹あかり会場では特設ブースで28日~11月3日、1袋550円(税込み)で販売する。いずれも同大2年の小平和花(のどか)さん(19)と矢羽田成(なるみ)さん(19)は「日常的に食べてもらえるメンマを目指してきた。多くの人に手に取ってもらいたい」と呼びかけている。【橋本勝利】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。