不妊手術の被害者、勝楽進さん・佐代子さん夫妻がつくった人形などが展示されている=東京都渋谷区の青山学院大ジェンダー研究センターで2026年10月19日、上東麻子撮影 旧優生保護法(1948~96年)の歴史から性と生殖に関する健康と権利(SRHR)を知ってもらおうと「わたしの身体はわたしのもの、になったのか? 優生保護法反対運動から考えるSRHR展」が東京都渋谷区の青山学院大ジェンダー研究センターで開かれている、11月7日まで。 旧法は障害者への強制不妊手術を認めると同時に、人工妊娠中絶を認める場合の要件を定めていた。障害を理由とした不妊手術などの規定は96年に削除され母体保護法に改定された。一方、70年~80年代には中絶要件を狭めようとする動きもあり女性団体が反対してきた経緯がある。Advertisement 展示会ではそうした歴史をパネルで紹介。不妊手術の被害者ら10人と2団体のアート作品など約30点を展示している。 実行委の藤原久美子さんは、「優生保護法下では障害者が自分の身体の決定権を奪われてきた。今も中絶へのスティグマ(負の烙印(らくいん))など女性の身体の自己決定権は十分でない。過去のこと、障害者だけの問題でなく自分ごととして考えてほしい」と話す。【上東麻子】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。