2026年10月28日 7時00分有料記事北村浩貴 雨宮徹芸備線を走る列車=2026年10月17日、広島県庄原市、雨宮徹撮影 JR芸備線の備後庄原(広島県庄原市)―備中神代(岡山県新見市)間の存廃などを議論する「再構築協議会」(事務局・中国運輸局)の幹事会が27日、岡山市北区で開かれた。鉄道とバスの実証事業の結果をふまえた年間運営費に対する経済効果がそれぞれ示され、恒久的に運行した場合の費用対効果でバスが鉄道を上回った。 協議会はこれをふまえ、11月下旬に存廃に向けた骨子案を示す方針。中国運輸局によると、鉄道の維持かバスへの転換のいずれかが明記されるという。 再構築協は昨年度から芸備線の潜在需要などを調べるため、増便や観光ツアーといった鉄道の実証事業を展開してきた。バスも今年6月以降、平日だけでなく観光利用向けの休日運行などの実証事業に取り組んだ。 中国運輸局はこの日、それぞれの実証事業の結果をもとに消費効果や運営費用といった金額などを数値で示したほか、今後恒久的に運行した場合の費用や経済効果の試算を示した。 鉄道では、初期投資などを含め年間約8億4500万円かかるのに対し、経済効果(定量的価値)は約4億1200万円にとどまった。バスの場合、費用が約2億800万円だったのに対し、経済効果は約2億3500万円と上回った。 広島県の岡田浩二地域政策局長は「今回示された様々な比較検討の内容を評価した上で、地域にとって持続可能で最適な交通モードを選定するための基礎となる」との認識を示しつつ「総合的に検討していく」と述べた。 新見市の山田邦広市民生活部長も「今後、沿線住民の皆様の理解や納得を得ることが大変重要。これまで以上に丁寧な議論を進める」と話した。 2024年に設置された協議会は今後、骨子案の準備を進める。中国運輸局は、鉄道維持かバス転換のいずれかを提示するとし「熟議を尽くすため、一つの案に絞った上で示すのが望ましいと判断した」と説明する。一方で「あくまで事務局案で、3月末の方針策定に向けて示すもの。絶対的なものとは考えていない」と強調した。バス事業者が語った懸念、成果 費用対効果で鉄道を上回ると…【今ならキャンペーン価格】有料記事が2カ月間 月額100円で読み放題!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人北村浩貴岡山総局専門・関心分野地方行政、地方政治、文化財、民俗学、スポーツ雨宮徹福山支局専門・関心分野地方政治、ハンセン病、歴史、戦争・被爆者関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月28日 (水)GMO攻撃側 「顧客情報」公開防衛産業強化へ 国が新法人漫画家・ちばてつやさん死去10月27日 (火)「スパイ防止法」に罰則案福田康夫元首相が死去 90歳西山朋佳さん 女性初の棋士へ10月26日 (月)米兵を強盗殺人の罪で起訴「空飛ぶ車」15社が共同検討中東の原油輸出が回復10月25日 (日)「能動的サイバー防御」を要請米国の牛肉高騰 日本に余波定借マンション、都心で脚光トップニューストップページへ防衛費「暗黙のルール」なし崩しに 大幅増でも埋められぬ中国との差5:00イスラエル総選挙、与野党とも過半数届かない見通し 焦点は連立交渉5:51大統領選敗北のボルソナーロ氏長男、ブラジル国外へ 米がビザ発給6:39あおぞら銀行員「残念な気持ちも」 会社のパワハラ判決、残した課題6:00災害に強いはずが…長引く井戸の断水 特異な地盤、国も異例の支援へ6:00エムバペ選手、中国から一時締め出し 画像きっかけ、影響広がり謝罪5:43