大会直前の別れ 「バルさん」と一緒に走ったアジアパラ大会

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東京パラリンピックの陸上男子1500メートル決勝(車いすT52)で銅メダルを獲得した上与那原寛和選手=東京・国立競技場で2021年8月29日、藤井達也撮影 直前に起きたショッキングな出来事が、全てを変えた。10月18~24日に開催された愛知・名古屋アジアパラは、日本パラ陸上界にとって特別な大会だった。最後の「約束」 9月19日、沖縄県で練習中の競技用車いすが、軽貨物車に追突される事故があった。巻き込まれたのはパラ陸上の第一人者、上与那原(うえよなばる)寛和さん。意識不明の重体になり、1週間後に帰らぬ人となった。55歳だった。 「バルさん」の愛称で親しまれた上与那原さんは2008年北京パラリンピックの男子マラソンで銀メダルを獲得。21年の東京大会でも400メートルと1500メートルで銅メダルに輝いた。 同じT52クラスの佐藤友祈選手(モリサワ)は、突然の訃報に「感情の整理が追いつかない」状態だったと振り返る。 佐藤選手は事故の直前まで…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事