深掘り2026年10月31日 5時00分有料記事周毅愷 山下寛久東海大・今西規教授が自分のDNAを使ってゲノムモンタージュで再現した自身の顔の形状(左)と、3Dスキャナーによる実測に基づく形状=今西教授提供 現場に残されたDNAの情報から、まだ特定されていない容疑者の「顔」を浮かび上がらせる――。そんな捜査を可能にするかもしれない研究が進んでいる。「ゲノムモンタージュ」と呼ばれる技術だ。 現在のDNA型鑑定よりさらに多くの情報を読み取ろうという試みだが、DNAの捜査上の取り扱いに関して法整備を求める声が上がっている。1999年に名古屋市で起きた女性殺害事件で、容疑者逮捕から1年となるのを機に現状を探った。 99年、名古屋市西区のアパートで、高羽(たかば)悟さん(70)の妻、奈美子さん(当時32)が殺害された。昨年10月31日、事件発生から約26年を経て安福(やすふく)久美子被告(70)=殺人罪で起訴=が逮捕された。決め手の一つとなったのが、現場に残された血痕だ。鑑定の結果、DNA型が容疑者のものと一致した。 DNA型鑑定は、DNAのうち個人によって異なる部分を比較し、個人を識別する鑑定方法。約565京人に1人という精度で識別できるとされる。国家公安委員会規則に基づき、鑑定に使われるのは、DNAのうち身体的特徴や病気に関する情報が含まれていない部分となっている。再現した顔を3D出力 実測データと比較で精度向上図る こうしたDNA型鑑定とは別に、DNAと身体的特徴との関係を探る研究もある。 東海大医学部の今西規(ただし)教授(基礎医学)は、DNA情報と顔の形状との関連を研究し、DNAから顔を予測するソフトウェアの開発を進めている。「究極の個人情報」とも呼ばれるDNAですが、その捜査利用はどうあるべきでしょうか。識者に取材しました。 DNAの塩基配列と、顔のパ…【今ならキャンペーン価格】有料記事が2カ月間 月額100円で読み放題!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月31日 (土)ICC赤根所長に単独取材物価上昇率「2%到達」ジャングリア 赤字決算10月30日 (金)本の発売、大阪も1日遅れに?ガソリン補助、12月から縮小スペインで列車が衝突・脱線10月29日 (木)子どものSNS制限に動くEU「永住権」ビジネスで逮捕熊本地震発生から3カ月10月28日 (水)GMO攻撃側 「顧客情報」公開防衛産業強化へ 国が新法人漫画家・ちばてつやさん死去トップニューストップページへ茂木外相、北海道新聞記者の「即時解放」求める ロシア外相と会談5:16佐賀大のランサムウェア被害、8万人の情報流出か 病院患者も可能性21:00誤審で勝敗を覆した高校サッカーの裁定 ルールを超えた判断の是非は21:00ロシア紙ノーバヤ・ガゼータが活動停止へ 「我々は殺された」と訴え20:49電気メーターが送る30分毎の生活記録 お金払っても拒否できない?11:00我が子の保育料、月54万円 「時限爆弾」、米国で苦しむ子育て世代6:00