腹話術人形の「あっちゃん」と一緒に広島での被爆体験を語る小谷孝子さん=愛媛県宇和島市の同市立三間小学校で2026年10月24日午前11時15分、藤家秀一撮影 愛媛県宇和島市の同市立三間小学校で24日、原爆被爆者らの話を聞く講座が開かれた。幼いころに広島で被爆した小谷孝子さん(87)=千葉県=と、長崎での母の被爆体験を語り継ぐ樋口恵子さん(73)=同=が、平和の大切さなどを訴え、児童や地域住民ら100人以上が耳を傾けた。 6歳のときに広島で被爆した小谷さんは、3歳で被爆死した弟の分身の腹話術人形「あっちゃん」と一緒に登壇。爆風で倒壊した自宅に閉じ込められたものの、かすり傷で済んだ自身の体験から語り始めた。大やけどを負った3歳の弟が4日後に「おかあちゃん、飛行機おそろしいね、水おいしいね」と言って息を引き取ったこと、6年後には母親も白血病で亡くなったことなどを話した。Advertisement 20年以上前からあっちゃんと一緒に被爆体験を語る活動を続けてきたという小谷さん。子どもたちに「わたしは命の限り語り続けるので、みなさんに平和のバトンを受け継いでほしい」と訴えた。 また、17歳のときに長崎で被爆した母・山口カズ子さん(98)の体験を語った樋口さんは、カズ子さんが被爆直後に見知らぬ女性から「あなた顔が真っ黒よ」とタオルを渡された場面などを詳しく説明し、「戦争の記憶を次の世代に語り継いでほしい」と呼びかけた。【藤家秀一】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事【最新記事】