VIVANTでブレーク直前に 河内大和さんを救った巨匠の一言

Wait 5 sec.

俳優の河内大和さん(左)と野田秀樹さん=東京都墨田区で2026年10月21日、仲間礼撮影 悪役を演じさせたら憎たらしさ満点。 地下通路を歩き続けるだけの怪演も大きな話題を呼んだ。 「今、圧倒的に力のある役者なんじゃないですか」 演劇界の第一線で活躍する野田秀樹さんがそう太鼓判を押すのが、俳優の河内大和さんだ。 現在47歳。 インパクトのある容姿は見る人の心に強烈な印象を残す。 だが、ほんの数年前、本人はもがき苦しんでいた。 自らの容姿に演技力が追いついていないのではないか、と。野田作品に心奪われ演劇の世界へ 河内さんはドラマ「VIVANT」(2023年)の悪役でブレークし、映画「8番出口」(25年)の“歩く男”の役でも注目を集めた。 山口県出身。父親の職業が測量士だったことから、新潟大工学部建設学科へ進学した。 演劇研究部のパフォーマンスを見て感激し、演劇にのめり込んだ。 中でも刺激的だったのが、ビデオで見た野田さんの岸田國士戯曲賞受賞作「野獣降臨(のけものきたりて)」だった。 「なんてかっこいい舞台なんだと思って、グワーっと演劇にハマっていきました。当時はまだ電話の時代です。ピッ、ポッ、パッ、ポッ、の。野田さんの公演があると、チケット発売日に一生懸命電話して、毎年見に行っていました」 大学生の時、劇場などを擁する「りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館」がオープンした。 河内さんはそこで俳優養成講座を受けるようになり、大学は中退した。 ガソリンスタンドのアルバイトなどで食いつなぎ、シェークスピア演劇に熱心に取り組んだ。 主な内容 ・必死のアピールでオーディション合格 ・野田さんが認めた河内さんの身体性 ・メインキャスト任されるも「サダヲに負けてる」 ・楽しみは高橋一生さんとの“演技のかけ算” ・始まって5秒で引き込まれる舞台必死のアピールでオーディション合格 上京したのは10年ほどたった11年3月、東日本大震災が起こる2日前だった。 「もう生きるのに必死でしたよ。バイト先もないし」 落ち着かない生活ながらも約1年後、野田さんの作品オーディションに挑戦し、合格した。 当時、河内さんのどんな姿が目に留まったのだろう。 野田さんに尋ねると、ニコニコした顔で答えた。 「んー、覚えてないです。え、なんだっけ? なんだ…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事