国連関連機関への就職を呼びかける国連人的資源部のミゲル・ゴルド部長=東京都渋谷区の国連大学で2026年11月3日午後2時9分、片野裕之撮影 国連での日本人職員増強に向けたキャリアセミナーが3日、国連大学(東京)であった。国連が財政難に直面して職員の削減を検討する中、国連事務局人的資源部のミゲル・ゴルド部長が講演し、「私たちは若い日本の専門職をもっと必要としている」と採用への応募を呼びかけた。 ゴルド氏は、日本が多額の分担金を拠出しているにもかかわらず、「事務局職員に占める日本の割合は依然として低い」と指摘。若い世代が国際協力で重要な役割を果たせると訴えた。Advertisement 国連の分担金を巡っては、最大の拠出国だった米国のトランプ第2次政権が2025年1月の発足直後、大部分の拠出を停止することを表明。国連のグテレス事務総長は、職員削減や組織の統廃合を目指し、作業部会「UN80イニシアチブ」を発足させた。国連関連機関への就職を呼びかける国連人的資源部のミゲル・ゴルド部長=東京都渋谷区の国連大学で2026年11月3日午後2時11分、片野裕之撮影 ゴルド氏は「国連は深刻な圧力と資源の制限に直面している」と述べつつも、UN80イニシアチブなどを基盤に「多様性と機動性があり、未来に対応できる体制を構築する」と語った。 セミナーは国連と外務省が主催し、人的資源部の幹部が6年半ぶりに来日した。【片野裕之】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。