「トーキングブルース『2026』」に向けて意気込みを語る古舘伊知郎さん=東京都渋谷区恵比寿4のガーデンプレイスタワーで2026年10月16日午後5時43分、瀬尾忠義撮影 中国との関係改善を求める言動をすれば「親中派」「媚中(びちゅう)派」と言われ、戦争反対を訴えれば「頭がお花畑」とからかわれる。そうやってすぐさまレッテルが貼られる時代でも、フリーアナウンサーの古舘伊知郎さん(71)は自らの言葉で立ち向かう。今年も暮れに、マイク一本で2時間、観客と向き合うトークライブを控える。「しゃべり手」はどんな思いを胸に秘めているのか。「ぶざまさを見せてなんぼ」 トークライブは「トーキングブルース」で、今年は12月6日から東京、大阪、福岡で開く。1988年に始まり、ニュースでは語られない「今、言葉にすべきこと」を発してきた。詳細な台本や脚本はなく、簡単な構成メモを作成して本番に臨む。 ステージではノンストップでしゃべり続ける。古舘さんは「70歳を超えて持久力はなくなり、フラフラになることがあります。それでも体力と胆力との戦い。ぶざまさを見せてなんぼだと思ってますよ。人生の悲しみを伝えるブルースなんですから」と語る。 取材に答える語り口調は柔らかいが、トーキングブルースではがらりと変わる。まさに「古舘節」の本領発揮となる。東京で2025年12月に開催したトーキングブルースでは、人々の間に横たわる分断に対して、こう訴えた。…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事