USBブートメディア作成ツールとして人気の高い「Rufus」の最新版4.16ベータが公開されました。今回のアップデートでは、USBデバイス情報の表示改善に加え、開発者が「数百万台のPCに影響する可能性がある」と指摘するUEFI関連のNTFS不具合への対策が導入されています。Finally work around that stupid AMI NTFS driver bug, so that runtime UEFI media validation can work on the millions of PCs that AMI screwed upFinally report USB 3.2+ devices (USB 3.2 = 20 Gbps, USB 4.0 = 40 Gpbs, USB 4.1 = 80 Gbps — See, USB Forum, it's really NOT that hard!)Fix the CA 2023 updated files not being taken into account during runtime UEFI media validationFix the "Silent" installation option being potentially applied even when all dependencies aren't met (#3008)Fix a regression where "Write as ESP" used the whole drive, instead of the expected 1 GB partitionFix WUE timezone duplication for non English locales (#3070, #2499) and reinstate the use of dots in local usernames (#3057)Add classic right click context menu restoration to the QoL improvements option (courtesy of @Fredolx , #3007)Drop the ever problematic use of Group Policies when disabling the "Do you want to format this drive?" prompt (#3042)Improve raw image partition (re)mount (courtesy of Jared Hagel, #3002)Update embedded GRUB to version 2.16Update libcdio to latestUpdate the official DBX URLs, since they were changed by MicrosoftAddress multiple vulnerabilities, courtesy of @indep-arg, @andife, Adam Korczynski and @SilentSobs:GHSA-hhx4-pjqh-499x, GHSA-hrxr-p5wv-qxm2, GHSA-6xgr-6q48-jwxr#3033, #3022ANT-2026-QQV5VRY4, ANT-2026-A0JKMSB0, ANT-2026-85N3B2M9, ANT-2026-3CMBZ6X6, ANT-2026-1FCTXF5S, ANT-2026-0J6W5VHPIt should be noted that all the vulnerabilities above either require an already compromised system (for local to elevated exploitation), a malicious ISO or a MITM/domain/GitHub compromise, in which case you are most likely already p0wned, as an attacker avails of much better paths of exploitation than a Rufus exploit.UEFIファームウェアに潜んでいたNTFSドライバーの問題今回もっとも注目されるのは、Asus、Gigabyte、Dell、Intelなど、多くのPCやマザーボードで利用されているAMI(American Megatrends)のUEFI NTFSドライバーに存在する不具合への対応です。この問題が発生すると、UEFI環境がNTFSドライブ上のファイルを正しく読み取れず、本来のファイルとは異なるデータを参照してしまう場合があります。特にファイルが断片化されて保存されているケースで発生しやすく、ブートメディアの検証時にチェックサムエラーが発生する原因になっていました。WindowsやLinux上では正常なファイルであっても、UEFI上では破損しているように見えることがあったとのことです。開発者のPete Batard氏はこの問題を2024年初頭にAMIへ報告したものの、修正プログラムは提供されなかったとし、多くのメーカーがファームウェア更新を行う可能性は低いとの見方を示しています。Rufus側で回避策を実装Rufus 4.16では、この問題を回避するための独自対策が組み込まれました。具体的には、NTFSメディアへファイルを書き込む際に断片化を避け、できるだけ連続した領域へ配置することで、不具合を引き起こさないようにしています。この手法は、7-Zipが以前から採用しているアプローチに近いと説明されています。メーカー側のファームウェア修正が期待しにくい状況の中で、ユーザー側で利用できる現実的な対策として重要なアップデートといえそうです。そのほかの改善点今回のベータ版ではUSBデバイスのレポート機能も強化されています。これまで実際の規格を正確に表示できないケースがありましたが、Rufus 4.16ではUSB 3.2(20Gbps)、USB4(40Gbps)、USB4 Version 2.0(80Gbps)など、より新しい規格を正しく認識できるようになりました。その他、UEFIメディア検証機能の改善、Windowsインストール関連機能の修正、右クリックのクラシックメニュー復元オプションの追加、GRUBやlibcdioの更新、複数の脆弱性への対処などが実施されています。まとめRufus 4.16ベータでは、多数のPCで利用されているUEFI環境に潜むNTFSドライバーの問題へ、実用的な回避策を提供するアップデートとなっています。WindowsやLinuxのインストールUSBを頻繁に作成するユーザーにとっては、信頼性向上という点で見逃せないリリースですタイトルRufus公式サイトhttps://rufus.ie/ja/ソフトアンテナhttps://softantenna.com/softwares/7472-rufus説明起動可能なUSBドライブを簡単に作成することができるソフトウェア。