国学院大准教授の町田樹さん=東京都千代田区で2026年7月30日、鈴木紫門撮影 先月4日、16日間にわたって開催された愛知・名古屋アジア大会が閉幕した。今大会では43の競技が行われ、日本選手は金メダル数(83個)およびメダル総数(269個)の両方において過去最多を記録し、目覚ましい活躍を見せた。 しかしながら一方で、今大会は運営面で実に多くのトラブルが生じ、一部の海外メディアからは「史上最悪の大会」と酷評される事態となってしまった。具体的には、競技運営では表彰式において優勝した選手の国名を誤って呼称したり、スケジュールと進行の管理がうまくいかなかったことで開始時刻が午前0時を超えてしまうゲームがあったりといった問題があった。生活環境でも、宿泊施設として設置したコンテナハウスのベッドが小さく、身長の高い選手が満足に横になれなかったり、会場で提供される食事が粗末なものであったりといった問題もあった。他にも宿泊施設と競技会場を行き来するシャトルバスが行き先を間違えたり、スタッフの行き先誘導のミスにより試合時間に間に合わなかった選手が棄権扱いにされたりといった選手輸送の問題など――起こってしまったトラブルは枚挙にいとまがない。 では、なぜこうした問題が多発してしまったのだろうか。この点については、研究者やジャーナリストらによるさまざまな見解が各種メディアで示されているが、それらを総合すると、問題発生の原因は要するに、…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。【前の記事】選択肢としての革命=町田樹/72関連記事【最新記事】