大エジプト博物館1年で500万人 日本が支援、中東緊迫も好調

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開館1周年を記念して制作されたプロジェクションマッピング=カイロ近郊の大エジプト博物館で2026年11月1日午後8時26分、古川幸奈撮影写真一覧 日本の支援でエジプトの首都カイロ近郊に建設された大エジプト博物館(GEM)=が1日、正式オープンから1年を迎えた。2月末に始まった米国・イスラエルとイランの戦闘で、集客への影響が懸念されていたものの、地元メディアによるとこれまでの来館者は500万人を超えた。 1日夜には、1周年記念行事に合わせて、プロジェクションマッピングのショーが始まった。多数の招待客らが訪れ、古代エジプト文明の悠久の歴史などが描かれた約30分間の映像を生演奏とともに楽しんだ。年末にかけ、GEMではコンサートなどさまざまなイベントが予定されている。Advertisement ゴネイム館長はショーの前のあいさつで「私たちは全ての来館者に楽しい体験を提供することを目指している」と説明。博物館の価値は、来館者が展示物や催しを通じて新たな発見や学びを得ることにあると述べ、講演やイベントを行う努力を続けているとした。プロジェクションマッピングのショーの前にあいさつする大エジプト博物館のゴネイム館長=カイロ近郊の大エジプト博物館で2026年11月1日午後7時42分、古川幸奈撮影写真一覧 政府の招待を受けて訪れたインフルエンサーの女性(42)は「来館は4回目。ラムセス2世の巨大像が好きで、よく子どもを連れて遊びに来ている。この博物館に日本の専門知識が活用されていることは素晴らしいと思う」と語った。 GEMはギザの3大ピラミッドのそばにあり、収蔵する遺物は約10万点に上る。単一文明を扱う博物館としては世界最大級だ。 古代エジプト文明を時代・テーマ別に紹介する常設展や、ツタンカーメンの秘宝を集めた専用展示室を設置。エジプト各地の博物館で分散して展示していた遺物5000点以上を集め、日本語の解説とともに公開している。 GEMの開館に関し、日本は842億円の円借款を行ったほか、国際協力機構(JICA)が専門家を派遣。遺物の保存・修復などを支援した。【カイロ古川幸奈】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。