変容する米国:米上院の激戦州で民主「内紛」 最後の訴えで透けた両陣営の思惑

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集会で支持者と写真に納まる民主党のアブドゥル・エルサイド氏(右)=米中西部ミシガン州デトロイト郊外で2026年11月2日、松井聡撮影 3日投開票の米中間選挙で激戦が繰り広げられている南部テキサス州、中西部ミシガン州の連邦上院選に注目が集まる。民主党による下院の過半数奪還の可能性が高まる中、両州は接戦となっている上院全体の結果を左右するともいわれる。「最後の訴え」を聞いた。「イスラム教徒で初」目指す民主党候補 「ガソリン代を払えないことや医師の診察を受けられないこと、食料品が買えないことを引き起こしているのは、彼らの政策だ。だが、彼らは政策については話したがらない。その代わりに、私の名前や信仰を攻撃するのだ」 米中間選挙(3日投開票)が翌日に迫った2日午後、中西部ミシガン州の連邦上院選の民主党候補で急進左派から支援を受けるアブドゥル・エルサイド氏(42)は、デトロイト郊外で開いた集会の演説でこう訴えた。 トランプ米大統領らが、エジプト系で初のイスラム教徒の上院議員を目指すエルサイド氏を「ジハーディスト(イスラム聖戦主義者)」などと出自を理由に批判していることが念頭にある。反イスラエルの立場 演説では抑制 エルサイド氏は従来、イスラエルへの米国による軍事支援に反対し、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区での攻撃も「ジェノサイド(集団虐殺)」だと糾弾してきた。民主党支持層のユダヤ系や穏健派の中には、親イスラエルの共和党候補マイク・ロジャース氏(63)への支持を表明する有権者も出ていた。 ただ、エルサイド氏はこの演説の大半をトランプ政権への批判とともに、国民皆保険の重要性や企業献金の規制強化など自身の政策的な訴えに割いた。「裏切り」? 姿勢一変させたライバル 背景には、ある狙いが透ける。…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。【前の記事】物価高、移民、格差…米中間選挙の争点は? 有権者の不満と関心関連記事【最新記事】