サイバーのイメージ 「人間の尊厳や個人の自律を尊重しているか」「差別や偏見が発生するリスクを低減しているか」――。職員が業務で人工知能(AI)を使う際のルールを2024年に全国初の「AI条例」で定めた神戸市。条例に基づくチェックシートには、人権や個人の尊重に配慮する要件が並ぶ。行政判断にAIを使うことを国が検討する中、効率アップと市民の権利保障とのバランスに腐心する現場の様子が浮かび上がる。アクセルとブレーキ 神戸市は、今年7月から地方自治体でのAI活用を検討している総務省研究会で、実証事業の舞台に選ばれている。全国的に先駆ける中での条例制定には「市民に大きな影響を与える場面では、慎重でなければならないとの認識があった」とデジタル戦略部の担当者は話す。 勘案した一つがオランダで起きた失敗だ。… AIの普及で見えてきた憲法上の課題を深掘りした前後編の後編。前編では総務省が活用拡大を模索する背景をたどりましたGoogle検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事【最新記事】