シベリア抑留者のインタビューに挑戦する林咲花さん=津市の高田短大で2026年10月28日午前11時17分、下村恵美撮影 全国強制抑留者協会県支部が15日、津市久居アルスプラザときの風ホールで「シベリア抑留体験の労苦を語り継ぐ集い」を開く。今回、体験者へのインタビュー役を務めるのは高田短期大(津市)ボランティア部の林咲花(ももか)さん(18)。「若い世代にも理解できるよう、抑留者に寄り添いながら話を引き出したい」と意気込んでいる。【下村恵美】 三重県松阪市出身の林さんは現在、介護福祉コース1年に在籍。実習で高齢者に接する際、どんな人生を歩んできたのかを想像して会話を交わしているといい、自然と相手の戦争体験や戦後の生活に興味を持つようになった。Advertisement そんな時、協会県支部の副支部長でもある元ボランティア部顧問の杉谷哲也さんから部員に、インタビュー役募集の声がかかった。もともと控えめで、人前で話すと緊張するタイプという林さんだが、友人に背中を押され手を挙げたという。 シベリア抑留に関しては二宮和也さん主演の映画「ラーゲリより愛を込めて」で知る程度。集いでは101歳の野原國雄さん、県内最年少の抑留経験者である96歳の稲垣貞治さんから話を聞くが、2人が実際にどんな体験をしたのか想像もできない。ただ、自分ぐらいの年ごろで抑留されたと聞いて胸が痛んだことを思い出しながら話を聞きたいと考えている。 友人たちに会場へ足を運ぶよう呼び掛けているという林さん。「知らないことばかりだけれど、相手への敬意を忘れずに話を聞きたい」と話す。 集いは昨年まで抑留者が語る形式で、若者が質問して話を聞くのは今回が初めて。杉谷さんは「抑留者も高齢化している。若い人が関心を寄せてくれることが継承につながる」と期待している。 集いは15日午後1時半~3時半。入場無料。問い合わせは杉谷さん(090・4799・3808)へ。Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。