個人戦8強ゼロの東洋大 団体8年ぶり制覇 全国学生相撲選手権

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東洋大の副将・奥田史祐(右)が日体大の山崎柊をはたき込みで破り、優勝を決める=両国国技館で2026年11月1日、仲間礼撮影全国学生相撲選手権(1日、東京・両国国技館)団体決勝 東洋大3―2日体大 これぞ団体戦の妙味だ。東洋大は前日の個人戦で、8強以上に残った選手はゼロ。だが、この日に笑ったのは彼らだった。 一方の日体大は決勝のオーダー5人中、個人戦で8強以上に勝ち残ったのは4人。4強以上にも3人が勝ち残った強力布陣で臨んできた。Advertisement 東洋大の主将、奥田史祐(4年)は「僕たちは他大学と比べて個人戦の力が少し劣っている部分は正直ある」と認める。 だが、勝負は単純ではない。東洋大は先鋒(せんぽう)戦で福原丈一朗(2年)が個人戦覇者のバヤルボルド(3年)を寄り切りで破るなど、中堅戦までを終えて2―1とリードした。 勝てば優勝が決まる副将戦で、土俵に上がったのは奥田。「立ち合いが勝負だと思っていた。相手よりも先に動くことを意識して土俵に立った」。立ち合いで当たった直後のはたき込みで相手を土俵にはわせた瞬間、仲間とともに喜びを爆発させた。 6月の東日本学生選手権の団体戦では、準決勝で日体大に0―5で完敗。奥田は「屈辱的な敗北を喫してしまった。絶対に借りを返すという気持ちだった」と明かす。 東日本では如実に表れた個の力の差を埋めたのは、奥田が「僕たちの強み」と胸を張る組織力。土俵に立つ5人に向け、他の部員たちが声をからしてアドバイスを送り続けた。そんな姿に、8年ぶり優勝の理由が詰まっていた。【高野裕士】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事【最新記事】