朝日新聞記事2026年9月1日 0時01分平川仁 44人が亡くなった歌舞伎町のビル火災から、9月1日で25年が経つ。8月31日夜には、遺族らがビルの跡地を訪れ、手を合わせ、犠牲者を悼んだ。火災があったビル跡地に手向けられた花など=2026年8月31日午後10時4分、東京都新宿区歌舞伎町1丁目、西岡矩毅撮影 火災は2001年9月1日未明に発生。ビル唯一の避難経路だった内階段に荷物などが大量に置かれるなどして被害は拡大。3階と4階にいた44人が亡くなった。警視庁は放火の可能性があるとして捜査を続けてきたが、未解決のままだ。 4階の飲食店で働いていた長女の愛子さん(当時26)と、次女の彩子(さいこ)さん(同22)を亡くした植田安子さん(74)は毎年、慰霊に訪れている。この日も午後10時ごろ、献花台に花束と、犠牲者全員のために折った鶴4400羽を手向けた。火災があったビル跡地に花を手向け、手を合わせる植田安子さん=2026年8月31日午後10時4分、東京都新宿区歌舞伎町1丁目、西岡矩毅撮影 花束の包みは愛子さんが好きだった青色と、彩子さんが好きだった赤色。「今年も来られたよ。がんばっているよ」と声をかけたという。 現場の脇では多くの通行人が通り過ぎていった。植田さんは火災を知らない人も増えていると感じている。「44人、みな生きたかっただろうし、やりたいこともあったと思う。失われた尊い命を無駄にしないためにも、少しでも火災のことを知ってほしい」と語った。歌舞伎町ビル火災で亡くなった植田愛子さん(左)と彩子さんの写真が、母親の安子さんの自宅に飾られている。安子さんは毎日、「今日も一日お願いします」「一日ありがとう」と語りかけている=2026年8月19日午後5時13分、東京都内、平川仁撮影【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月31日 (月)情報開示わざと遅らせる投稿生活道路 60→30キロ規制に「ワーホリ」ビザ発給抑制へ8月30日 (日)原油の中東依存 9割から6割に不同意性交事件 把握進む江戸時代の食事、塩分高すぎ8月29日 (土)ネパール土石流 救助活動難航横浜市長が辞職表明中道・立憲・公明の合流断念8月28日 (金)北陸でレベル5大雨特別警報ネパールで大規模な土石流草間彌生さん 97歳で死去トップニューストップページへ「青天井」の投資枠に予算要求10兆円超 財務省「抜け道ではない」20:49新名神6人死亡事故で遺族が会見「とてもじゃないが、やりきれない」20:18今年の新米収穫「平均並み」か「やや上回る」値下がり基調は継続か17:57「みな生きたかった」 44人死亡の歌舞伎町火災25年 遺族が慰霊0:01狭いアーケードに商店が密集、炎が「あっという間に」 三重・伊勢20:30重要文化財の阿弥陀如来坐像、修理中に腕部分が割れる 文化庁が発表20:30