真相・ニュースの現場から毎日新聞 2026/8/30 11:00(最終更新 8/30 11:00) 有料記事 1848文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷犠牲になった高峰啓三さんの遺影の前で取材に応じる妻=兵庫県内で2026年7月20日午後4時33分(代表撮影) 夫の遺体が安置されている警察署で、妻は頼んだ。「髪の毛だけでも持って帰れませんか」。そばにいた警察官は泣き崩れ、小さく首を振った。「真っ黒で、人だったことが分かる程度です」。事故の凄惨(せいさん)さを、改めて思い知らされた瞬間だった。帰宅を信じて作った弁当 三重県亀山市の新名神高速道路で3月20日未明、大型トラックが乗用車に追突し6人が死亡した事故。犠牲者の一人となった埼玉県草加市の団体職員、高峰啓三さん(当時56歳)はあの日、単身赴任先から家族が暮らす兵庫県へと車を走らせていた。 18年前から地元小学生のバレーボールチームの監督を務め、2013年に埼玉での勤務が始まってからも、指導のため毎週末帰省していた。事故当日も、朝から試合に同行予定だった。 結婚して30年超になる妻(56)は、午前5時ごろに目を覚ました。いつもならとっくに帰宅しているはずの夫の姿がない。「渋滞にでもはまり、試合会場に直接行ったのかな」。そんなことを考えながら弁当を作り始めた。ウインナー、だし巻き卵、鶏の照り焼き。夫の好物を詰め込んだ。「まさか……」とよぎった不安 LINE(ライン)を送ったが既読にならず、電話をかけても応答がない。指導者としてバレーチームに参加する四男(20)が会場に向かうも、集合時間を過ぎても父の姿はなかった。 責任感が強く、マナーに厳しく、誰よりも先に行動する高峰さんが連絡もなしに遅刻するはずがなかった。家族の間で不安が広がり、妻と次男(25)は午前中に兵庫県警へ相談。妻の頭にふと、ネットで朝見た新名神事故のニュースがよぎった。「まさか、三重の事故に巻き込まれていないですよね?」と尋ねたが、その時は何も分からなかった。 高峰さんの愛車はオレンジ色。ニュースで見た車は焼け焦げて灰色に見えた。「夫の車じゃない」と言い聞かせた。 仕事で愛知県にいた長男(31)も「父が行方不明」と連絡を受けて兵庫に戻り、家族で手分けして捜した。勤務先に連絡し、単身赴任先のアパートを確認してもらったが不在だった。警察官の涙で悟った夫の最期 行方不明者届を出してから約4時間後、妻の携帯電話に三重県警高速隊…この記事は有料記事です。残り946文字(全文1848文字)【前の記事】閉じる交番、伸びる臨場時間… ひそかに欠けてゆく首都警察関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>