「トイレから水あふれる」「国道が川のよう」福井県で浸水被害相次ぐ

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朝日新聞記事2026年8月30日 11時44分(2026年8月30日 12時24分更新)【動画】福井県にレベル5大雨特別警報が発表された=八百板一平撮影、宮田香司さん提供大雨で川からあふれた水が、道路を覆っていた=2026年8月30日午前9時28分、福井県坂井市丸岡町、八百板一平撮影 大雨特別警報が一時出された福井県の福井、勝山、大野の3市や近隣では、30日午前、道路の冠水や住宅の浸水などの被害が相次いでいる。 30日午前、坂井市丸岡町の国道8号近くでは、川からあふれた泥水が道路を覆っていた。 近くに住む20代の男性は、自宅のトイレから水があふれてきて使えなくなったという。 妻と飼い犬を連れて、近くにある妻の実家に避難するため、ひざまで水につかりながら歩いていた。「初めての光景で驚いている」と話した。 福井市稲多元町の女性(79)の自宅の裏手の道路は数十センチほど冠水していた。 自宅は九頭竜川と支流の芳野川が合流する地点のそば。29日夜と30日朝に、上流のダムから放流するというサイレンが鳴って「寝るに寝られなかった」と言う。福井市を流れる芳野川沿いの住宅は川からあふれた水で浸水していた=2026年8月30日午前10時24分、福井市下森田藤巻町、久保智祥撮影 福井市古市1丁目の芳野川そばに住む女性(82)は午前10時ごろ電話取材に応じ、「外は長靴を履かなければ歩けない状況だ」と話した。 避難所の中学校に行くにはアンダーパスが多くあり、通行止めになっている道路も多いという。「思い切って家を空けることができず、今は自宅の2階に避難することを考えている」と話した。 福井市の山あいにある大宮町の林業、宮田香司さん(55)は「家の前の国道158号が川のようになって、ずっと濁流が流れている」と話した。 未明には自宅の周囲が冠水した。自宅横の倉庫にも浸水し、積んでいた薪(まき)などが流れていった。 宮田さんは、林業と地域活性化に取り組む団体の代表を務める。3日前には隣の石川県や富山県を記録的な豪雨が襲い、宮田さんは石川県羽咋市や富山県氷見市に水を吸い上げるポンプなどを持って支援に駆けつけたばかりだった。 「今日にでも氷見に持って行こうと、汚れを吸い取る掃除機などを買ったばかりだったが、自分のところで使わなければいけなくなりそうだ」宿泊施設として使っている建物が床上浸水し、冷蔵庫などが泥につかった=2026年8月30日、福井市大宮町、一般社団法人・ふくい美山きときとき隊提供 福井市徳光町で燻製(くんせい)料理のテイクアウト店を営む青木珠美さん(54)は早朝、自宅駐車場が足首ほどの高さまで冠水していたため、車を高台に移動させた。 その後、みるみる水位が上がり、駐車場はひざの上ほどにまでつかったという。 周辺の田んぼは「真っ茶色の沼のようになっている」と電話で話した。「農家さんのことを思うと心配だ」と話した。福井市を流れる芳野川沿いでは住宅裏手の道が数十センチ浸水していた=2026年8月30日午前10時3分、福井市稲多元町、久保智祥撮影【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月30日 (日)原油の中東依存 9割から6割に不同意性交事件 把握進む江戸時代の食事、塩分高すぎ8月29日 (土)ネパール土石流 救助活動難航横浜市長が辞職表明中道・立憲・公明の合流断念8月28日 (金)北陸でレベル5大雨特別警報ネパールで大規模な土石流草間彌生さん 97歳で死去8月27日 (木)「ICCは決して負けない」東京の「赤字」2255億円「学校犬」がよりどころにトップニューストップページへ「黒板の字がぼやける」小2から悪化した視力 近視の進行抑える治療11:00帰省して親の衰えに気づいたら… 「遠距離介護」にどう備える?6:00皇室典範の男系男子は伝統か 「発見者」の井上毅なら今どう考える10:00警察の発砲で死んだ男 ウナギで還暦祝った1週間後、違法薬物影響か11:00林芳正氏の官房長官起用は岸田政権の「継続」 路線転換図れぬ矛盾6:00「手加減なしで作った」戦争映画 加害者目線で描く戦場とトラウマ9:00