2026年8月7日 17時55分三浦淳関東信越国税局=2026年8月7日午後1時30分、さいたま市中央区 税務調査で知り合った高齢女性の同情を買って約1億5千万円を受け取るなどしたとして、関東信越国税局は7日、竜ケ崎税務署(茨城県)の松尾康成事務官(25)を懲戒免職処分にし、発表した。 詐欺や所得税法違反などの容疑でさいたま地検に刑事告発もした。 国税局によると、松尾事務官は浦和税務署(さいたま市)で勤務時に、市内の女性の調査を担当。調査終了後の2022年11月~26年1月、女性に「ひいおばあちゃんとお母さんに仕送りをしている」「幼い頃から父から虐待を受け、金を無心されている」などとうそを言い、現金約1億5千万円を受け取った。小遣いや交通費、飲み会幹事の立て替え金などの名目もあったという。 このうち約85万6千円について、「提出した修正申告書に誤りがあり、新たな税金が発生する」などと伝えて詐取した疑いがあるとして、国税庁は詐欺などの容疑で松尾事務官を送致、告発した。 松尾事務官は虚偽の公文書を示し、「税金を支払えば125億円を受け取れる」などと説明したこともあったという。 国税庁の調査に対し、「競艇が趣味で賭け金が増え、生活費に事欠くようになり、借入金が増えて被害者から現金を引き出した」と説明したという。松尾事務官は23年1月~26年1月、勤務中も含め、2500回超舟券を購入し、約8億6千万円を投じていたという。 関東信越国税局は、松尾事務官が23~25年に競艇の払戻金などの収入約3億3400万円を申告せず、所得税約1億3500万円を脱税したとして、所得税法違反容疑でも告発した。一般的に、負けた舟券の購入費は経費に算入できず、収入から除外できない。 国税局によると、松尾事務官は反省を示したうえで、「一生かけてでも返す」などと話したという。同局は女性に謝罪。女性は「聞き置きます」と話したという。 国税局の首藤好明総務部長は7日に記者会見し、「国民の税務行政に対する信頼を損なうものであり、申し訳なく、深くおわびする」と謝罪した。【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月7日 (金)広島、原爆投下から81年耐震化率 全国平均46.8%レイバン値引き制限の疑い8月6日 (木)食料品の消費税1% 閣議決定日本製紙が会見でおわび夏の甲子園が開幕8月5日 (水)熊本地震 発生から1週間永住許可ガイドライン改定案2026年版の防衛白書公表8月4日 (火)熊本地震、激甚災害に指定へさらなる協調介入 ためらわず視聴時間長いほど低い正答率トップニューストップページへ主犯格の当時18歳被告に無期懲役の判決 大学生暴行死 札幌地裁14:05羽田空港の着陸料、計算方式を見直しへ 騒音対策のメリット拡大17:00熊本から甲子園へ大応援団「被災地に元気を」 初出場・有明の初戦17:55EVより牛ふん? インドに「眠る資源」、開所式に酪農家2万人超9:00上野千鶴子が鈴木涼美に問う 性風俗経験で「得たもの、失ったもの」15:00災害対応追われる首相の夏休みは? 「休養学」著者、「休みは義務」17:00