朝日新聞記事2026年8月7日 17時00分有料記事島崎周「包括的性教育を公教育で実践し、子どもの学ぶ権利の保障を求める要請書」を文部科学省やこども家庭庁の担当者に渡す、全国市民政治ネットワークのメンバー=東京・生活者ネットワーク提供 約10年ぶりとなる学習指導要領の改訂に向けた議論が進む中、人権を尊重することを前提として性について幅広く学ぶ「包括的性教育」の導入や、性教育の事実上の障壁となっているといわれる学習指導要領の「はどめ規定」の撤廃を求める動きが活発になっている。 「包括的性教育を通じて、バウンダリー(他者との境界線)について中学生の時に学べていたら、一人で混乱することはなかった」 国際基督教大学4年の高田心音さんは7月10日、東京・永田町の衆院議員会館で、包括的性教育をテーマにした日本弁護士連合会(日弁連)による集会で、自身の体験を話した。学習指導要領への包括的性教育の導入をテーマにした院内集会。産婦人科医の高橋幸子さんや東京大特任研究員の福田和子さん、「connect(コネクト)―性教育を考える学生の会―」の代表、高田心音さん(右から)が登壇した=2026年7月10日午後0時59分、東京都千代田区、島崎周撮影 高田さんは中学生の時、信頼していた学校関係者に不意に体を触られた。嫌だと感じたが、どう対処すればよいかわからなかった。その後、思い切って教員に相談したが、「許してあげて」と言われ、「自分の感覚にふたをするようになった」という。 だが高校生の時にSNSで見た動画で「嫌だと感じたことは言っていい」ということや、自分自身が持つ「権利」を初めて知った。「同意」や「バウンダリー」に関わることで、包括的性教育の概念に含まれるが、小中学校で教わったことはなかった。 高田さんは、包括的性教育の普及啓発などに取り組む学生団体「connect(コネクト)―性教育を考える学生の会―」の代表を務めている。「知識がない状態では、自分も他人も守れない」と、包括的性教育の必要性を訴えた。中教審の部会、「はどめ規定」の存廃には踏み込まず 国連教育科学文化機関(ユネ…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人島崎周東京社会部|調査報道担当専門・関心分野性暴力、性教育、被害と加害、宗教、人権関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月7日 (金)広島、原爆投下から81年耐震化率 全国平均46.8%レイバン値引き制限の疑い8月6日 (木)食料品の消費税1% 閣議決定日本製紙が会見でおわび夏の甲子園が開幕8月5日 (水)熊本地震 発生から1週間永住許可ガイドライン改定案2026年版の防衛白書公表8月4日 (火)熊本地震、激甚災害に指定へさらなる協調介入 ためらわず視聴時間長いほど低い正答率トップニューストップページへ主犯格の当時18歳被告に無期懲役の判決 大学生暴行死 札幌地裁14:05羽田空港の着陸料、計算方式を見直しへ 騒音対策のメリット拡大17:00熊本から甲子園へ大応援団 初出場の有明、被災地にエール届ける16:55EVより牛ふん? インドに「眠る資源」、開所式に酪農家2万人超9:00上野千鶴子が鈴木涼美に問う 性風俗経験で「得たもの、失ったもの」15:00災害対応追われる首相の夏休みは? 「休養学」著者、「休みは義務」17:00