100分の1になった湿原、消えたトンボ 未来に向けできることは

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毎日新聞 2026/8/8 17:15(最終更新 8/8 17:15) 有料記事 1971文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷光沢が美しいカラカネイトトンボ=綿路昌史さん提供 希少な生き物が数多く生息する篠路福移湿原(札幌市北区)が、地元業者による土砂埋め立ての影響で規模が縮小している。地元のNPO法人「カラカネイトトンボを守る会」は、20年以上前から希少生物の保護に取り組んでいる。会を設立したのは、市内の高校で生物の非常勤講師を務める綿路昌史理事長(68)。これまでの活動を振り返ってもらった。【聞き手・小林大輝】 ――会の活動内容を教えてください。 ◆札幌市北区あいの里周辺の湿原や湖沼、川などをフィールドに自然保護や環境教育に取り組んでいます。 活動は多岐にわたります。ノハナショウブなどの湿原性植物の苗を植えたり、湖沼に繁殖したヨシを除去したり――。昆虫の観察会やカヌー体験会には、毎年多くの子どもたちが参加します。 近年では、正会員60人、賛助会員100人ほどの大きなグループに成長しました。 活動が評価され、08年には水環境問題に取り組む個人や団体を表彰する「日本水大賞」の環境大臣賞を受賞しました。 ――会を設立した経緯は。 ◆1990年、篠路福移湿原に近い札幌市北区の札幌拓北高(現札幌英藍高)に赴任したのがきっかけです。理科研究部の顧問を任され、生徒と一緒に高校近くの沼や湿原でトンボの調査をするようになりました。 その後、研究成果を校外に紹介するため、地域住民を招いて自然観察会や展示会を開くようになりました。イベントには、小中学生やその保護者などが参加してくれました。 当時、高校周辺では宅地開発が進んでいました。参加した子どもの保護者から「豊かな自然を残していきたい」との声が上がり、保護者と3人で97年に会を立ち上げました。 ――カラカネイトトンボとは。 ◆北国の湿原で見られる体長3センチほどの小さなトンボです。湿原の減少などが原因で数を減らしています。北海道のレッドリストでは、環境変化などで絶滅危惧種になる可能性がある「準絶滅危惧」に分類されています。 緑の光沢が美しく、「優美な女神」という意味の学名も付いています。 篠路福移湿原に生息しており、「小さなトンボでも生きられる豊かな自然を守りたい」との思いを込め、会の名前に選びました。 ――篠路福移湿原とはどんな場所でしょうか。 ◆篠路福移湿原には希少な植物や昆虫が生息しています。かつて石狩平野に存在した日本最大級の湿原、石狩湿原の一部でもあり、貴重です。 ところが2000年ごろから、市内の排雪業者が建設残土などを湿原に搬入するようになりました。会では当初、業者との交渉や署名活動などを通じて埋め立ての阻止を試みましたが、成果は得られませんでした。 ――湿原を守るために取り組んだことは。 ◆04年、自然保護のために土地を取得するナショナルトラスト運動を開始しました。寄付金などを原資に1坪5000円で湿原を買い取り、これまでに約1・5ヘクタールを取得しました。 地権者との交渉に奔走し、札幌から数百キロ離れた北見市にも足を運びました。 ――埋め立てを阻止するため、法廷でも争いました。…この記事は有料記事です。残り719文字(全文1971文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>