令和のリアル 中学受験ストーリー 太田敦子毎日新聞 2026/8/12 15:00(最終更新 8/12 15:00) 有料記事 3043文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷受験4日目の夜、長女の由衣さんと母久美子さん(いずれも仮名)が携帯電話で交わしたメッセージ。(画像の一部を加工しています) 「落ちる未来しか見えてない」 泣き言一つもらさなかった長女が突然、中学受験をやめると宣言した。今年2月4日、8回連続で入試の不合格が判明した夜のことだった。 翌日に控えていた別の学校の試験に望みをかけようとする両親を、長女はかたくなに拒み続けた。 しかし、深夜に及んだ攻防の末、長女はやはり受験することを決意し、最後のチャンスで合格をつかんだ。 <最初の1日目に受からなくてよかった> 長女の小学校の卒業文集には、そんな言葉がある。 この一晩に何があったのか、親子の長い夜を振り返る。 <主な内容> ・「やっぱり受けさせよう」と言い出した父 ・これまでの受験勉強の道のりは? ・やはり受験すると決めた娘と、親の思い ・父が試験前に送ったメッセージ ・母が気づいた親の役割とは 第39部「令和のリアル 中学受験」は8月11日、12日に公開しました。次回は9月上旬の公開予定です8回すべて不合格 東京の私立中入試は例年2月1日に解禁され、5日ごろまで集中する。都内に住む母・西村久美子さん(46歳・仮名)の長女・由衣さん(仮名)は1日から、第1~3志望校を2回ずつと、滑り止め2校を1回ずつ、計8回の入試を受けた。 結果はすべて不合格だった。 最後の結果は4日午後8時ごろ、自宅で夕食をとっているときにメールで届いた。 「もう無理。(受験を)やめたい」 由衣さんはきっぱりと言った。 これまで不合格が続いてもつらい様子を見せず、淡々と次に臨んでいた。 久美子さんは、受験が5日以降続くことも一応シミュレーションしていた。しかし、本人は相当こたえていたのだろう。「お疲れ様」と乾杯したが… 「わかった。これまでよく頑張った」 久美子さんと夫は由衣さんの意向を尊重し、食卓で「お疲れ様」の乾杯をした。 ただ、どこに進学するかは懸案だった。 1月に練習のつもりで受けた隣県の私立中から合格は得ていた。しかし、通学に2時間近くかかり、本当に通うことになるとは考えていなかった。 由衣さんに家から近い公立中への進学を勧めたが、隣県の私立中に行くと言って譲らない。せっかく受験のために勉強してきたというプライドがあるのかもしれない。 私立中の入学手続きは翌日に迫っていた。深夜の出願 部屋にこもった娘 由衣さんがお風呂に入り、寝ようとしていたころだった。 「やっぱり受けさせよう」 夫が突然言い出した。始発で通学するような学校は「さすがに遠すぎる」と繰り返した。 すでに午後10時を回っていただろうか。 「とにかく願書を出さなくては」 夫の勢いに押され、久美子さんは以前見学した30校ほど…この記事は有料記事です。残り1955文字(全文3043文字)【前の記事】私立中を受験すれば、600万円の負担増?…FPに聞く備え方関連記事【最新記事】あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>