読む政治:高市さん、「反省点」はなかった? 異例ずくめの国会を振り返る

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読む政治毎日新聞 2026/8/10 07:00(最終更新 8/10 07:00) 有料記事 2905文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷オランダとベルギーへの公式訪問を前に、記者会見される天皇陛下=皇居で2026年6月11日午後4時7分(代表撮影) 異例ずくめだった。閉会後の記者会見で、高市早苗首相が「反省点は特にない」と述べた特別国会である。改正皇室典範に日本の国旗損壊処罰法、副首都法……。「国会軽視」の批判もどこ吹く風。「数の力」で押し切った。首相の国会運営や政権の行方をジャーナリストの鈴木哲夫氏と毎日新聞の佐藤千矢子専門編集委員が語り合った。皇室典範の放置は政治怠慢 佐藤 改正皇室典範は女性皇族が結婚後も皇室に残ることだけを実現すればよかったと思う。でも、保守強硬派がこだわる、旧宮家からの男系男子の養子縁組を認め、女性・女系天皇の芽を徹底的に潰す内容になった。養子縁組で一般の人を皇族にすることは、国民の平等を定める憲法14条に矛盾するのでは、という議論もあります。もっと丁寧に議論すべきでした。 鈴木 2005年の小泉純一郎政権の有識者会議で女性・女系天皇の話は出ていた。問題を放置してきた、政治の怠慢です。立法府は有権者が選んだ国会議員で構成され、立法府の総意は国民の総意。国民の総意にどこまで入り込んで議論したのか疑問です。天皇陛下は政治的な発言はできません。皇室皇族の方々がどう考えているのかも、もっと議論すべきでした。 佐藤 天皇陛下が欧州訪問前の記者会見で、「国民の理解が得られるものとなることを望んでいる」と、異例の発言をして話題になりました。戦後憲法が定める象徴天皇制を深く考える議論も足りなかったと感じた。 鈴木 日本国旗の損壊行為に刑罰を科す、国旗損壊処罰法はムチャクチャ。これが法律になるなら、極論すれば「朝起きて『おはよう』とあいさつしましょう」も法律になる。 佐藤 器物損壊罪を適用すればよく、立法事実がないです。日本維新の会との連立合意にあり、保守強硬派向けのアピールでしょう。今後、意図的に事件を起こし、違憲訴訟に持ち込むような人が出てくるのでは、という懸念があります。 鈴木 高市首相が見ているのは、維新と岩盤保守層と呼ばれる支持者。確固たる信念があっての法か、疑問です。 佐藤 高市政権は非常に支持率を気にかけ、いまや事実上の「高市派」と言ってよい維新に配慮した政治をする。高市政権が誕生して9カ月で、「首相官邸・維新VS自民党」の構図が見えてきた。「今やる法案?」と優先順位に疑問が残る案件を次々と手がけ、国民だけでなく党内ともズレがあります。 鈴木 副首都法は最たるものです。副首都は、災害で東京が壊れた際に備え、集中する政府機能や経済を分散させるイメージなはず。「副首都は何?」という議論はなく、いつの間にか、東京と同じ経済圏を作るような話になっちゃった。それなら地方創生でいいわけです。 佐藤 「維新印」と言われる法案の一つですね。大阪都構想を目指す維新の党利党略が透けて見えます。 鈴木 副首都法の付帯決議は、来春の統一地方選と大阪都構想の住民投票に絡み、「選挙期間が重複しないよう最大限調整する」としたのに、維新の吉村洋文代表(大阪府知事)はこれに反して、同日選の実施を目指すと宣言した。国会軽視以外の何物でもない。消費減税の費用対効果は 佐藤 27年4月から2年間限定で飲食料品の消費税を1%に引き下げることを閣議決定した。大勝した衆院選の公約を守るためだろうけど、物価高…この記事は有料記事です。残り1561文字(全文2905文字)【前の記事】「結局、政治はカネ」新参者に厚い壁 酒場で交わる政財官の思惑関連記事【最新記事】あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>