インタビュー 中里顕毎日新聞 2026/8/12 10:00(最終更新 8/12 10:00) 有料記事 2906文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷オランダ、ベルギーの訪問を終え、上皇ご夫妻にあいさつをするため仙洞御所に入られる天皇陛下=東京都港区で2026年7月3日午後4時55分(代表撮影) タイトルにぎょっとする人もいるのではないだろうか。哲学者、國分功一郎さん(52)=東京大教授=の近著「天皇への敗北」である。 天皇は憲法1条に規定されている、言わずと知れた国民統合の「象徴」。勝ち負けを論ずる存在ではないようにも思える。一体、誰が天皇に敗れたのか。著書に込めた思いを聞いた。「人権の飛び地」認める矛盾 改正皇室典範が成立した7月17日午後、東大駒場キャンパス(東京都目黒区)では雨が降り出した。スマホで改正のニュースに触れたという國分さん、心持ちを聞くと「改正されてしまいましたね」とぽつり。「改正した」のではなく「された」。同じように感じる人もきっと多いだろう。 改正では旧宮家出身の男系男子の子孫が皇位継承資格を持つことが決まった。事前に衆参両院でとりまとめた「立法府の総意」に含まれていないのにもかかわらず、政府が改正案に盛り込んだ内容だ。総意をほごにするような姿勢に野党から反発も相次いだが、結局は皇統の男系維持がゴリ押しされた。 「国民の皇室への関心も薄まっていくだろう。戦後、あれだけ問題視されてきた天皇制の終わりが自民党によってもたらされるという逆説に驚いている」 冒頭に挙げた國分さんの著書では、天皇について憲法学の視点を交えながら論じている。その影響もあってか、この日は別のメディアからも問い合わせがあったようだ。 出版された4月は国民投票法改正が話題に上った時期と重なり、「改憲論でタイムリーになると思っていた」という。皇室典範改正の性急さには首をひねるところが多いようだ。そして、政権批判のため、皇室を支持するかのような世間の空気にも。 「皇室を支持する声が大きくなり、皇室を踏みにじる自民を批判する構図になっていった。もちろん今の政権のやり方はおかしいし、そうした構図になる気持ちは分かる」。國分さんは「だが、覚悟もないのに天皇制をぼんやりと支持するのでいいのだろうか」とも言い切る。 「覚悟」とは…この記事は有料記事です。残り2086文字(全文2906文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>