私のライフシフト:「120%の力発揮」大企業飛び出し56歳でコーヒー焙煎の道へ

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私のライフシフトストーリー 尾崎修二毎日新聞 2026/8/10 15:30(最終更新 8/10 15:30) 有料記事 3809文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷キヤノンを早期退職し、自家焙煎コーヒー豆専門店を開業した今堀さん=千葉県松戸市のアリクイ珈琲で2026年6月10日午後0時50分、尾崎修二撮影 JR松戸駅からほど近い住宅街の一角に、その店はある。ドアを開けると、コーヒーの香りがほのかに漂った。 今堀泰子さん(58)は精密機器大手のキヤノンを早期退職し、56歳で自家焙煎コーヒー豆専門店を始めた。 入社したのは、男女雇用機会均等法が施行された1986年。会社員人生は、来客へのお茶の出し方を覚えることから始まった。 昭和、平成、そして令和――。仕事にやりがいを見いだそうとした女性の中に、少しずつ会社への違和感が積もっていった。 「それでも定年まで会社で働くつもりで、かなえたい夢も特になかったんです」 彼女はなぜ、定年目前で生き方を変えたのか。  <主な内容> ・「生活と両立」重視の営業 ・大企業に就職 バブル景気へ ・30代で昇格試験に合格するも… ・50歳過ぎで転機 働き方を模索 ・人生を変える「適齢期」は?営業は週4日×3時間 東京のベッドタウンとして発展した千葉県松戸市。駅前の繁華街を抜けると、住宅街の中に今堀さんの営む「アリクイ珈琲(コーヒー)」が現れる。 黒を基調とした店内には、落ち着いた黄色が目を引く焙煎機、カウンターにはコーヒー豆の入った瓶がセンスよく並ぶ。アリクイのイラストがあしらわれたドリップバッグも愛らしい。 今堀さんは早い日で午前9時ごろ、店に入る。 仕入れた生豆をチェックし焙煎の準備、ドリップバッグの袋詰め作業などをこなす。 店を開けるのは、午後1時半。午後4時半には閉める。試飲コーナーはあるが、ドリンクの販売はない。営業日は水~土曜だ。 営業時間の短さゆえか、「趣味でやってるの?」と聞かれることもあるという。 「趣味ではなく、ちゃんとしたビジネスです。生活と両立させたくて、無理をしないようにしています」 そう語る表情は穏やかだ。 開業から2年あまり。この生活にたどり着くまでには、37年間の会社員生活があった。高卒で地元の大企業に 86年に茨城の県立高校を卒業し、キヤノンに就職した。県内にファクスやプリンターの生産拠点があり、そこに勤務する正社員として採用された。 当時は、バブル好景気の入り口だった。 「給料が良くて休みも多かったし、家から通えたんです。何を作っている会社なのかも知りませんでした」 いわゆる「均等法第1世代」だ。事務系の女性社員として、お茶の出し方や電話応対の作法を覚えることから始まった。 その後は総務や人事、社会保険の業務を担…この記事は有料記事です。残り2805文字(全文3809文字)【前の記事】「ビビッときて…」元「サンモニ」ディレクター、60歳で保育士に関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>