患者のX線画像、9病院から流出か 医療機器会社員が撮影し社内共有

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独自2026年8月13日 18時00分有料記事小崎瑶太 川嶋かえ 沢伸也医療機器会社のグループチャットで共有されたとされる投稿の一例。患者のX線画像とともに、自社の機器が新たに採用されたことをうかがわせるコメントが書き込まれていた(画像の一部を加工しています) 大学病院など9医療機関で管理されていた患者のX線画像が、本人の同意なく医療機器会社(東京都港区)に流出した疑いがあることが朝日新聞の取材でわかった。患者の手術の際にこの会社の社員がX線画像を手持ちのカメラで撮影したとみられる。専門家は「X線画像は厳格な管理が求められている。個人情報保護法に抵触するおそれがある」と指摘した。 この会社は英国で創業された「スミス・アンド・ネフュー」の日本法人。整形外科の人工関節手術で使われるインプラントなどの医療機器を販売する。同社は取材に事実関係を大筋で認め、「極めて重く受け止めている。外部法律顧問を起用し、全面的な調査を進める」とした。X線画像、持ち出したのはなぜ? X線画像の患者には同社の機器が使われていた。社内で共有した理由についてスミス社は「社内利用目的」と説明し、「社員が製品知識を正しく持つことは必要」としている。だが同社関係者は「営業先の医師に画像を見せて機器を売り込むためだ」と指摘した。 朝日新聞は同社内のグループチャットに投稿されたX線画像と撮影した病院名などが記されたコメントを確認した上、病院側へも取材した。その結果、少なくとも金沢大(金沢市)や神戸大(神戸市)、大阪公立大(大阪市)、宝塚市立(兵庫県)、埼玉協同(埼玉県)、聖マリアンナ医大(神奈川県)、日本鋼管福山(広島県)など全国各地の大学病院など9医療機関の患者16人分のX線画像が撮影されていたことがわかった。投稿は2025年9月と10月にあった。 スミス社関係者によると、問題の投稿は社員数十人が閲覧することができ、画像をさらに外部に持ち出せる状態だった。投稿について同社関係者は取材に「少なくとも5年前からあった」と証言した。国に報告した病院も 神戸大と大阪公立大、埼玉協…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人小崎瑶太さいたま総局|埼玉県政担当専門・関心分野平和、災害、憲法、音楽、調査報道沢伸也編集委員|調査報道担当専門・関心分野埋もれている社会問題関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月13日 (木)トヨタ元社長が死去日航ジャンボ機墜落から41年企業倒産が14年ぶり高水準8月12日 (水)イオン再入館「認めた」日航機墜落事故 きょう41年原爆ドーム 世界遺産30年8月11日 (火)鶏肉はしっかり加熱を災害救助法の適用、増加傾向「マルサ」にも時代の波8月10日 (月)熊本地震、子どもの居場所はパチンコ店で車内放置506人大学入試に「男子枠」トップニューストップページへ患者のX線画像、9病院から流出か 医療機器会社員が撮影し社内共有18:00独自プーチン氏訪問、日本へ「仕切り直し」のメッセージか 専門家の見方17:46千葉県に線状降水帯発生、災害発生の危険度が急激に高まる 気象庁18:26皇室典範の議論 秋篠宮さま「生身の人間、色々と思うところある」16:31書店から消えた本に「復刊」で光 「Re文庫」「書物復権」9:00ぐにゃぐにゃのレールに線路ふさぐ電柱 不通のJR鹿児島線はいま8:00