2026年7月29日 19時25分有料記事仙道洸 宮崎亮大阪高裁の判決後に会見した李香代さん=2026年7月29日、大阪市北区、仙道洸撮影 大阪府泉南市の添田詩織市議(37)にSNSで差別的な投稿をされたとして、在日コリアンの李香代(イヒャンデ)さん(60)が550万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決が29日、大阪高裁(谷口安史裁判長)であった。高裁は、投稿が名誉毀損(きそん)などと認定。市議に55万円の賠償を命じた一審・大阪地裁判決を変更し、賠償額を88万円に増額した。 判決によると、添田市議は2024年2月にX(旧ツイッター)で、高校無償化の対象に朝鮮学校を含めるよう求めて活動する李さんについて、顔写真とともに「会社役員の李香代さんの活動」と投稿。「従兄弟(いとこ)は在日留学生捏造(ねつぞう)スパイ事件で死刑判決を受けた」などとも投稿した。実際は、李さんのいとこは軍事独裁政権下の韓国で死刑判決を受けたが、15年に再審で無罪が確定し、韓国大統領からの謝罪も受けている。 25年の地裁判決は、添田氏のXのフォロワーが数万人いたことから「一定の政治思想を持つ者による個人攻撃を誘発する危険」があったと認め、添田氏に55万円の賠償や残っていた投稿の削除を命じていた。 高裁は、市議である添田氏が「自身の発言の影響力を理解していた」と指摘。地裁に続いて投稿の危険性を認め、インターネットでの情報の拡散性も考えれば、「攻撃を受ける危険への恐怖は過小評価できない」と判断した。「人種差別だ」との主張は認めず 李さん側は、投稿は人種差別にあたるとも主張したが、特定の民族や人種に着目した投稿ではなかったとして、一審に続いてこの点の主張は退けた。 添田氏側の代理人弁護士は、判決について「特段コメントすることはない。やるべきことをやってきた」とコメントした。原告の李香代さん「悔しい」 判決後の会見で、李さんは「…この記事を書いた人仙道洸大阪社会部|裁判担当専門・関心分野司法、在日コリアン、在日外国人宮崎亮ネットワーク報道本部(大阪)記者|平和・人権専門・関心分野子ども・若者・教育・人権・平和・核兵器関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月29日 (水)熊本で震度7高木美帆さんに国民栄誉賞小学生の歯並び、習慣にカギ7月28日 (火)作家の東野圭吾さん死去 68歳食料品の消費税1% 方針固める「声の権利」保護 報告書案に7月27日 (月)飛鳥・藤原の宮都 世界遺産にW杯の投稿、誹謗中傷700万件子どもの夏かぜ、今年も流行7月26日 (日)やまゆり園事件から10年寝る前のスマホ 睡眠短い傾向夏山での遭難、過去最多トップニューストップページへ熊本地震の活断層か地表にくっきり 新幹線も断層上で停車、現地ルポ18:00「真っ暗で煙吸った」 崩落のイオンモール、途絶えた彼女のLINE16:00防災拠点だったイオンモール熊本で爆発事故 協定結ぶ自治体は困惑19:158万戸が断水、ずれ落ちた高速も インフラへの影響、一夜明けてなお19:03消費税1%に与野党合意できず、首相「方針を早急に検討」 国民会議18:51長期金利、高市政権でなぜ上がる? 金利を2つに分解、見えたリスク17:34娘は生前「将来の自分に会いたい」と言った 希少がん医療、日米の差5:00