「その漢字、本当に×ですか?」 ある書体デザイナーの投げかけ

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毎日新聞 2026/8/1 09:00(最終更新 8/1 09:00) 1159文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷書体デザイナーの高田裕美さんたちが手がけたクリアファイル。採点時に誤解されやすい漢字のポイントを紹介している=2026年7月28日午前11時51分、前本麻有撮影 上の横線が短い「天」、上部が横線でなく点になっている「戸」――。 漢字テストで、とめやはね、線の長さの違いなどを理由に「×」とされた経験がある人も少なくないのではないか。 実は、これらはどれも文化庁の「常用漢字表の字体・字形に関する指針」では正しい表記とされている。 なのになぜ、間違いとして扱われてしまうのか。 そんな漢字を巡る誤解を解こうと、大手フォントメーカー「モリサワ」(大阪市)の書体デザイナー、高田裕美さん(62)が、テストで誤った指摘がされやすい漢字を集めたユニークなクリアファイルを製作した。Advertisement 学校現場では子どもたちが書く漢字に対し、教科書通りの形を求め、採点が必要以上に厳格になっている実態があるという。 高田さんは「文化庁の指針を知ってもらい、『そこまで厳しくしないで』と漢字の指導をする方に伝えたい」と製作に込めた思いを語る。 高田さんは、弱視や学習障害のある子どもたちも読みやすいフォント「UDデジタル教科書体」を開発したデザイナーとしても知られる。漢字の誤解を解くためのクリアファイルを製作した、書体デザイナーの高田裕美さん=大阪市内で2026年4月3日午後4時13分、前本麻有撮影 そもそも漢字には、「字体」と「字形」の二つの考え方がある。 文化庁の指針によると、字体は文字の骨組みのことで、字形はその具体的な形を指す。 例えば「学」と「字」は似ているが、別の字であると判断できるのは、字体(骨組み)が違うからだ。 一方、同じ漢字でも明朝体やゴシック体など書体で見た目は変わる。これが字形の違いだ。 つまり、漢字テストの正誤の判断をするのは字体であって、同じ漢字でも字形にはさまざまなパターンが認められている。 文化庁の指針も「字形の違いが字体の違いに及ばない限り、誤りであると判定することはできない」と定めている。 「土」と書くべきところを「士」と書けば、別の字になってしまうので誤りだが、「天」や「戸」など細かい字形の違いは間違いではない。 それでも、こうした考えが十分に浸透しておらず、字形の違いから誤りと勘違いされるケースが多い。 「子どもたちはみんな一生懸命に漢字を書く。必要以上に厳しくせず、文字を書くことにおもしろさを感じてもらいたい」 高田さんがクリアファイルを製作した背景には、そんな願いがあった。 クリアファイルのデザインと監修には、ブックデザイナーで、今年3月に亡くなった祖父江慎さんと国語学者の笹原宏之・早稲田大教授が協力した。 ファイルには実際に子どもが書いた個性豊かな文字がそのままレイアウトされている。書体デザイナーの高田裕美さんたちが手がけたクリアファイル。「どれもまちがいではありません」と記され、花丸があしらわれている=株式会社モリサワ提供 とめやはねなど、教科書の字形とは異なる部分もあるが、「どの文字もまちがいではありません」と書かれ、花丸が添えられている。 高田さんは「漢字はもっと自由でいいと知ってもらいたい。正しい知識を広めたい」と話す。 クリアファイルは非売品だが、モリサワのイベントなどで配布されている。【前本麻有】あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>