視点・解説2026年7月30日 11時00分有料記事田渕紫織体育の着替え問題【記者コラム】取材考記 「えっ、いまだに?」という驚きから、始まった。 4年前、プール授業のとき男女同室で着替えている小学校の例を複数聞き、解消されるべきだと考えて記事にした。ただ、全国でどの程度あることなのかが分からなかった。メディアも国も、調べていなかった。 ならばと今年5~6月、全ての県庁所在地と政令指定市、東京23区の教育委員会へ、同僚とアンケートをした。 計74市区の結果を見ると、体育のとき男女で一緒に着替えている小学校があると答えた自治体は、約半数。想像以上に多かった。1、2年生が全体の7割だったが、3年生以上でも3割近くあった。国は指針で、学年にかかわらず男女別での着替えを求めているのに、だ。調査した74市区の全部の結果を一覧表で報じると、大きな反響があった。 「なぜ、いまだに?」。自治体に取材を重ねても、納得できる理由は聞けなかった。学校のスペース不足や更衣室へ移動する時間不足、着替えを見守る教員不足を挙げるところが多かったが、仕切りを作ったり同じ教室を時間差で使ったりして解消している例もあったからだ。 着替えの時間が足りないなら長くとればいい。取材した元校長は「運用でいくらでも工夫できるはず」と指摘していた。さらに「そもそも、分ける必要があると思っている教員が少ない」と話していて、衝撃を受けた。この優先順位の低さは、保護者の感覚とも乖離(かいり)していないか。「なぜ?」問われ、面食らった 取材だけでなく編集の過程で…この記事を書いた人田渕紫織編集委員|週刊アップデート編集長専門・関心分野災害復興、子ども関連トピック・ジャンルこんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月30日 (木)爆発事故でイオンが会見最低賃金 1176円で決着体育館 クーラー設置率22.7%7月29日 (水)熊本で震度7高木美帆さんに国民栄誉賞小学生の歯並び、習慣にカギ7月28日 (火)作家の東野圭吾さん死去 68歳食料品の消費税1% 方針固める「声の権利」保護 報告書案に7月27日 (月)飛鳥・藤原の宮都 世界遺産にW杯の投稿、誹謗中傷700万件子どもの夏かぜ、今年も流行トップニューストップページへ熊本地震の死者17人に 6人が心肺停止 倒壊家屋での不明者確認へ10:16避難完了50分後にイオン爆発、なぜ館内に従業員?社長が語った状況5:00横浜市長のパワハラを認定 第三者調査「人事権背景とした職員支配」11:15サッカーW杯1次リーグ敗退の韓国で国会聴聞会 国民の怒り、背景は11:05政府、来年度予算の要求基準を閣議了解「もはやシーリングでない」10:23「生きているうちに治療法見たい」希少がんに立ち向かう日本の親たち5:00