がんによくある「誤解」と「迷信」:病床を埋めるための抗がん剤入院……無駄な医療費はどれぐらい?

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がんによくある「誤解」と「迷信」毎日新聞 2026/8/1 05:30(最終更新 8/1 05:30) 有料記事 8292文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷病期診断などに使うため、全国の医療機関に広く普及しているPET-CT検査の装置=東京都江東区のがん研究会有明病院で、高野聡撮影 国民医療費が膨れ上がる中で、政府は医療費を少しでも抑えようとしています。前回は高額療養費制度の見直しの問題点について解説しました。 増え続ける医療費の抑制方法の一つは「無駄な医療」の削減です。「無駄な医療」の定義はさまざまですが、その手段の一つに医療の価値を評価する手法があります。 これに従って、価値が無い(無価値)あるいは価値が低い(低価値)と評価された医療は「無駄な医療」といえるでしょう。 「そんな医療があるのか」と思うかもしれません。ですが、患者さんへの臨床的利益がほとんどないか、害が利益を上回る医療サービスは現実に存在します。 世界的にも医療費の増大と医療の質の低下をもたらす問題と捉えられ、米国では医療費の約30%が不必要または非効率的なサービスに費やされていると推定されています(1、2)。(勝俣範之さんの原稿を佐々木治一郎・北里大新世紀医療開発センター教授がレビューした上で掲載します)「賢い選択」キャンペーン 特に低価値医療は、過剰使用(overuse)の一つの形態です。科学的根拠(エビデンス)に基づかなかったり、臨床的な意義がなかったりする検査や治療、処置を必要以上に提供することです。 がん医療においても診断、治療、経過観察(サーベイランス)、終末期ケアなど全段階にわたって低価値医療が存在します。 こうした課題に対処するため、米国内科専門医認定機構(ABIM)財団は2012年に「チュージングワイズリー」キャンペーンを開始しました(3)。 これは、日本では「賢い選択」と呼ばれる、医師が主導して低価値医療を削減しようとする取り組みです。 最初は米国内の九つの専門学会でスタートしましたが、21年時点で70以上の学会が参加しています。各専門学会が、低価値医療をしないための独自のリストを作成します。 リストに盛り込まれる項目の条件は、頻繁に実施される医療を対象とした、エビデンスに基づく医療です。最初は45項目だった推奨事項も約600にまで広がりました。活動は米国外にも広がり、現在は北米、欧州、アジア、南米の20カ国以上が参加しています。 がん領域では、米国臨床腫瘍学会(ASCO)が12年(4)と13年(5)にそれぞれ5項目からなるチュージングワイズリーリストを発表しました。これらは日本でも一般的に行われている、過剰と思われる医療行為です。 いずれも患者に対しての利益(メリット)が少なく、不利益・害(デメリット)がメリットを上回るものになり、ルーティン(お決まり)に行うべきものではないとされています。 一部を紹介しましょう。…この記事は有料記事です。残り7209文字(全文8292文字)【前の記事】がん治療の「命綱」を守れ 患者負担増加の前にやるべき改革とは関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>