酷暑の避難所、乾いたタオルで汗拭かないで 専門家が語る体臭対策

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インタビュー2026年8月1日 6時00分有料記事比嘉太一 最大震度7を観測した熊本地震では、多くの被災者が避難所での生活を余儀なくされている。酷暑の中、ストレスを抱えた避難生活で体臭とどう向き合えば良いか。臭いを介した体調不良のサインやストレスの連鎖を防ぐ対策について、体臭について研究する東海大学の関根嘉香教授(環境健康化学)に聞いた体臭の仕組みに詳しい東海大学の関根嘉香教授 ――体臭はどのようにして発生しますか。 私たちの体の表面からは自然に微妙なガス「皮膚ガス」が発生しています。臭いの正体であり、体の状態を教えてくれるサインです。分かっているだけでも800種類以上あり、これらが空気中を漂って鼻の奥に届くことで、臭いとして感じられます。 実は、汗そのものはほとんど無臭です。汗をそのまま放置すると、皮膚の表面にいる「常在菌」が汗の成分を分解し、イソ吉草酸などの悪臭成分が発生します。イソ吉草酸は、名前こそ縁起が良さそうですが、実際には納豆や靴を脱いだ後の足のような猛烈な臭いを放つ物質です。これがいわゆる「汗臭」の正体です。緊張や不安で生じる「疲労臭」 ――避難所暮らしで臭いに変化は生じますか。 大きく分けて二つの変化が起こります。まず一つ目が汗臭の増加です。夏場は汗の量が増加します。拭き取らずに放置していると、納豆のような臭いや酸っぱい臭いといった強烈な悪臭を放つようになります。 それに加えて避難所という特殊な環境で気をつけたいのが、心や体の疲れからくる「疲労臭」です。緊張や不安が高まると、鼻にツーンとくるアンモニアなどの皮膚ガスが増加し、疲労臭となって現れます。 これは本人の体調不良や極度のストレスを周囲に知らせるサインでもありますが、同時にその臭いをかいだ周囲の人にも無意識に不安やストレスを与えてしまう「感情伝播(でんぱ)」という現象を引き起こします。避難所では臭いを介してストレスが連鎖してしまう危険性があるのです。■乾いたタオルより効果的なの…この記事を書いた人比嘉太一東京社会部|ジェンダー/メディア専門・関心分野事件・事故、沖縄、働き方、外食業界、調査報道関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月1日 (土)政府・日本銀行が為替介入サッカーW杯をボイコットへ辺野古事故 安全管理に「不備」7月31日 (金)食料品の消費税1%へ避難所の環境、改善されず韓国W杯敗退で国会聴聞会7月30日 (木)爆発事故でイオンが会見最低賃金 1176円で決着体育館 クーラー設置率22.7%7月29日 (水)熊本で震度7高木美帆さんに国民栄誉賞小学生の歯並び、習慣にカギトップニューストップページへつながらない母の電話、倒壊した実家から着信音 「もっと近くに…」5:00辺野古転覆の遺族「何度も止める機会あったのに」 報告書にコメント17:45米財務省が為替介入の可能性を通知か 円一時急騰、荒い値動き続く1:11ハマス武装解除、トランプ氏「歴史的合意」も溝が露呈 和平見通せず23:13高額療養費、負担上限が8月から最大7%増 来夏には最大38%増6:00W杯で「ネトフリショック」の可能性も 収益重視のFIFA子会社案6:00