共に生きる 多様な社会毎日新聞 2026/7/31 09:00(最終更新 7/31 09:00) 有料記事 1973文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷UDデジタル教科書体を開発した書体デザイナーの高田裕美さん=大阪市内で2026年4月3日午後3時29分、前本麻有撮影 「奇跡のフォント」と呼ばれる書体がある。 フェルトペンで書いたように柔らかな丸みを帯び、「はね」や「はらい」の先端もとがりすぎない。 弱視や学習障害のある子どもたちにとって、従来の教科書の書体は読みづらく、学びの入り口である「読み」でつまずく子も少なくない。 そんな当事者の声をもとに作られたのが、「UDデジタル教科書体」だ。 誕生から10年。多くの子どもたちの学びを支えてきた書体は、一人のデザイナーが見つけた「社会の穴」から生まれた。顔を近づけ、読み書きする子どもたち 書体デザイナーの高田裕美さん(62)は、芸術系短大で学んでいた時に書体に興味を持ち、フォントメーカーに就職した。 顧客の要望に応じ、さまざまな書体のデザインを手がけてきた。 転機は2007年。より多くの人が読みやすいユニバーサルデザイン(UD)フォントの開発に携わるなかで、弱視の子どもたちと出会った。 親やボランティアの人が、教科書を大きな文字で書き写していた。子どもたちは鼻先が付くほど顔を近づけて読み書きしている。 既存の教科書には、彼らが読みやすい書体がなかった。学習で大きな負担を抱える子どもたちの姿を目の当たりにして、衝撃を受けた。 「これは社会の穴だ」 そう感じた高田さんは、子どもたちが読みやすい書体を作ろうと決意した。当事者の声から始まった開発 視覚障害やバリアフリーを研究する慶応大の中野泰志教授に相談すると、意外な問いが返ってきた。 「当事者が何に困っているのか、話を聞いていますか?」 教授の協力を得て、弱視の当事者や拡大教科書を手作りするボランティアらの意見を取り入れながら、新たな書体の開発に着手した。 国語と書写の教科書を集め、1文字ずつ台紙に切り貼りして研究を重ねた。 試作品を持って行くと、ボランティアから「子どもたちのお手本にならない」と手厳しい指摘を受けた。 「木」の「右はらい」が「とめ」に見えるため、漢字を教える際に混乱を招くという。 高田さんたちの開発チームは、同じような右はらいを含む1000以上の漢字を数カ月かけて修正した。 研究を進めると、子どもたちが何に苦しんでいるのかが少しずつ見えてきた。教科書や国語辞典で広がる採用 とめ、はね、はらいなど、…この記事は有料記事です。残り1036文字(全文1973文字)【前の記事】「日本選ばれないかも」免許厳格化に懸念も 来日前教習に熱視線関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>