毎日新聞 2026/10/3 08:30(最終更新 10/3 08:30) 有料記事 1274文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷『社会が壊れるその前に』を刊行した人類学者の磯野真穂さん=東京都新宿区の新潮社で、小松やしほ撮影 哲学者の故・宮野真生子さんとの往復書簡『急に具合が悪くなる』が映画に翻案され、注目を集める気鋭の人類学者、磯野真穂・東京科学大教授。 新刊『社会が壊れるその前に』(新潮社)ではイギリスの人類学者、メアリ・ダグラス(1921~2007年)の著書を手がかりに、現代社会が直面する分断や格差、孤独などの問題を鋭く分析している。 専門は医療人類学。『他者と生きる-リスク・病い・死をめぐる人類学』など、これまで主に病気の当事者や医療従事者へのインタビューを通して社会を読み解いてきた。 しかし、今回は少しアプローチを変えた。70年に著されたダグラスの『ナチュラル・シンボル』から気づきを得た。「象徴」という観点から人の逃れがたい衝動を分析した古典的名著だ。「象徴」「物語」で「私たち」を実感 執筆のきっかけとなったのは、新型コロナウイルス禍だった。 「感染対策」として炎天下でもマスクを外さず、あちこちをアクリル板で隔て、子どもたちは給食で「黙食」する――。磯野さんは違和感をもった。 「科学的根拠のない過剰な対策もあった。マスクは感染予防というだけでなく、自らが他人に迷惑をかけない倫理的な人間であることを表現するアイテムとしても機能していた」。 コロナにまつわる事例を多く見るうち、「個人の資質や性格ではなく、組織や社会の構造が人をある方向に突き動かしてしまうと確信した」と語る。 近代化によって、私たちはさまざまな「束縛」から解放され、「自由な社会」を手に入れた。 それなのに、なぜ孤独感や生きづらさを抱えるのか。終わりのない自己研さんや社会変革…この記事は有料記事です。残り601文字(全文1274文字)Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>