毎日新聞 2026/10/3 08:45(最終更新 10/3 08:45) 1284文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷遮音用の耳当てを子どもに渡す日本ミュージックフェスティバル協会のスタッフら=新潟県湯沢町で2026年7月24日午前11時45分、入江直樹撮影写真一覧 全国各地で開かれる野外音楽フェスティバルに参加する親子連れが増える中、子どもの難聴を防ごうと、遮音用のイヤーマフ(耳当て)を無償で貸し出す動きが広がっている。 7月下旬、新潟県湯沢町で開かれた国内最大規模のフェス「フジロックフェスティバル」。前夜祭を含む4日間の開催で、延べ約12万3500人(主催者発表)が集まった。Advertisement 東京都杉並区の主婦、川添友里絵さん(39)は会場内のブースで、7歳と5歳の兄弟の耳当てを借りた。「(自前のものを)忘れたり、なくしたりすることがあったので助かる。(子連れで参加する)ハードルが下がるし、フェスに対する安心感も増す」と歓迎する。WHOも警告 日本耳鼻咽喉(いんこう)科頭頸(けい)部外科学会の広報委員長で、東京女子医大の水足邦雄教授によると、音を感じ取る「有毛細胞」は相当量の騒音で、傷ついたり死滅したりする。 再生しないため、子どもの場合、早い時期に治せないレベルの難聴になる恐れがあるという。世界保健機関(WHO)も大音量の音楽に長時間さらされることで聴力を失う危険性について警告している。東京女子医大・水足邦雄教授写真一覧 ブースを設けたのは、NPO法人「日本ミュージックフェスティバル協会」。2019年に設立され、フェス文化に造詣が深い編集者の菊地崇さんが会長を務める。 理事はフェス主催者の他、いずれもフェス情報を発信しているサイト運営者やカメラマンらで構成。フェス文化の振興・普及を柱とし、それに伴う情報発信やアーティスト育成、地域活性化にも取り組む。 数時間程度の単独公演とは違い、終日かつ数日にわたって開催されるフェスでは耳へのダメージがより大きくなる危険性をはらむ。野外で音量も上がりがちだ。 協会では21年、子を持つ役員の意見を基に取り組みを始めた。趣旨に賛同した企業の支援を受け、無償で耳当てを貸し出している。昨年は約30のフェスやライブで実施され、今年は更に拡大している。アーティストも持参呼びかけ 子どもの耳を巡っては一部のアーティストも声を上げてきた。 ロックバンド「ASIAN KUNG―FU GENERATION」の後藤正文さんはSNSなどを通じて耳当ての持参を呼びかけている。海外の有名フェスにも出演するデュオ「YOASOBI」は、自らの公演で貸し出したり、オリジナルグッズとして販売したりしている。左が正常な有毛細胞。音によるダメージを受けると、中央から右にかけて聴毛が脱落し、配列も乱れる=水足邦雄教授提供写真一覧 エンタメ領域のシンクタンク「ぴあ総合研究所」の調査によると、25年の国内のフェス動員数は371万人。3年連続で過去最高となり、子連れで参加できる環境づくりも進んでいる。 ぴあ総研の笹井裕子所長によると、フェス初心者であることなどを周囲に知らせるシールが使われ始めており、「子どもがいることをアピールできれば、慣れたファンが『耳当てがあるよ』とアドバイスしやすくなる。運営側が一方的に周知するだけでは伝わらない部分を補える」と話す。 菊地会長は「子ども連れにも安心してフェスを楽しんでもらいたい。将来的にはブースで貸し出さなくても、みんなが当たり前のように耳当てを持ってきて楽しんでもらえるようになれば」と話す。【入江直樹】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>