本日公開された2026年6月の月例アップデート「KB5094126」では、Windows 11 25H2/24H2に向けの新機能「Low Latency Profile(低遅延プロファイル)」が正式に導入されました。Low Latency Profileはスタートメニューや検索、アクションセンターなどの操作時に、CPUが一瞬で最大クロックまで跳ね上がる仕組みで、体感速度が大きく向上することが期待されています。ただし、MicrosoftはWidnows 11で新機能の段階的な公開(CFR)を行っており、アップデートを入れただけでは有効になっていない場合があります。この記事では、有効化されているかどうかの確認方法と、有効になっていない場合に手動でオンにする方法をまとめます。Low Latency Profileとは?Low Latency Profileは、ユーザーがスタートメニューや検索などの操作を行った瞬間に、CPUを一時的に最大クロックへ引き上げる仕組みです。通常はCPUスケジューラが徐々にクロックを上げますが、短時間の操作では間にあわず、これがラグの原因となっていました。以下のような特徴を持っています。操作→即CPU最大クロックへジャンプ1〜3秒ほどで元の低クロックへ戻るバッテリーや発熱への影響はほぼなし(スパイクが短いため)短時間だけ全力で処理してすぐ休むという効率的な動作となっており、特に効果が大きいのは低〜中価格帯PCや古いハードウェアです。もとから高速なハイエンドPCではわずかに滑らかになる程度だとされています。まずはアップデートの適用を確認Low Latency Profileは、以下のビルドで提供されています。Windows 11 25H2:Build 26200.8655Windows 11 24H2:Build 26100.8655ビルド番号は「設定 > システム > バージョン情報」で確認できます。まだ更新プログラムを適用していない場合は、Windows Updateから更新してください。有効になっているか確認する方法タスクマネージャーでCPUの情報を表示しておき、スタートメニューの表示やタスクバーの検索、アクションセンターの表示などの操作を行います。CPUクロックが最大クロックへ一瞬で跳ね上がれば有効となっています。タスクマネージャーのグラフの反応が鈍いと感じる場合、HWiNFOを利用すればわかりやすいかもしれません。CPUのクロックを確認する方法なので、電源プランで「高パフォーマンス」を選んでいる場合、わかりづらいと思います。有効化されていない場合の対処:ViVeToolで強制オンCFRで有効化されていない場合、ViVeToolを使って手動でオンにできます。GitHubからViVeToolをダウンロードして展開。管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、ViVeToolのディレクトリに移動。以下のコマンドで機能を有効化。vivetool /enable /id:58989092PCを再起動する再起動後、上記の方法でCPUクロックが変化するか確認します。実際の効果と注意点Low Latency Profileは仮想環境や古いPCなど、低スペック環境ほど効果が大きいことが予想されます。CPUスパイクは1〜2秒程度で発熱やバッテリー消費への影響はほぼなしとされており、Windows 11の使い勝手が大きく改善する可能性があります。