2026年6月10日 11時23分滝口信之沖縄県平和祈念資料館 沖縄戦の実相を伝える沖縄県平和祈念資料館(沖縄県糸満市)で9日、修学旅行生を前に戦争体験を語っていた沖縄戦体験者の講話が、閉館時間を理由に打ち切られた。資料館は朝日新聞の取材に対し、「講話を途中で切らず、延長してもらう方法もあったと思う」と釈明した。 この日は、当時10歳で、家族8人を亡くした玉木利枝子さん(92)が1人で戦場を逃げ惑った経験を修学旅行中の香川県の中学生約100人を前に語った。閉館時間を迎えた午後5時ごろ、資料館の男性職員が講話中の部屋に入り、「時間が過ぎているので、玄関締めます」などと述べ、講話の打ち切りを指示。部屋のドアをすべて開け、出て行くよう促し、玉木さんと中学生は退室を余儀なくされた。 玉木さんは講話後、「中学生相手だったので、丁寧に語った。時間を守らなかった私も悪いが、中途半端に話を終わらせてしまい、せっかく話を聴きに来てくれた中学生に申し訳ない」と話した。 沖縄県平和祈念資料館は沖縄戦の教訓を次世代に伝えることを目的に、1975年に前身の資料館が設立され、2000年に現在の資料館が開館した。資料館の担当者は取材に対し、「時間は守ってほしいが、『時間だからすぐに帰ってください』というこちらの対応にも考える余地があった。状況を確認し、今後の対応は検討したい」と話した。この記事を書いた人滝口信之那覇総局専門・関心分野東日本大震災、沖縄、高校野球関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月10日 (水)日銀、利上げの公算大カスハラに刑事罰 条例制定へスーパーエルニーニョ発生か6月9日 (火)太平洋沿岸に一時津波注意報イスラエルとイラン 攻撃応酬付属池田小事件から25年6月8日 (月)冬の富士登山「禁止論」浮上建設費高騰、再開発に暗雲「笑点」ギネス世界記録認定6月7日 (日)「飛鳥・藤原の宮都」 世界遺産酒造りの現場で続く転落事故子どものSNS利用で報告書案トップニューストップページへ米軍がイランへ攻撃 ホルムズ海峡付近でヘリ「アパッチ」撃墜で報復10:53国連が求めるお金は「1%」 難民キャンプに迫るトランプ氏復権の波8:00日本サイクリング協会代表ら逮捕、3千万円詐取容疑 公益法人悪用か10:35中東の混乱が「かつお節」を直撃 石油不足や高騰が揺らす日本の食卓9:00男系男子とは何か 「皇位継承」置き去りの議論、専門家3氏に聞く5:00選手もファンも「危険な暑さ」のW杯 深夜開始など工夫も、残る懸念6:00