2026年6月12日 20時10分伊藤隆太郎 城戸康秀阿蘇中岳火口内で大破した遊覧ヘリ=2026年4月3日、熊本県阿蘇市、朝日新聞社ヘリから、林敏行撮影 1月に発生した遊覧ヘリの墜落事故を巡り、熊本県阿蘇中岳第1火口に残された事故機体と搭乗者の引き上げ作業を熊本県警が担うことになった。県警は12日、「業務上過失致死の疑いを視野に入れた捜査の一環として、機体と搭乗者を確認する」として、7月末までの日程で作業を進める方針を明らかにした。 阿蘇市などでつくる阿蘇火山防災会議協議会は同日、作業にあたる関係者に限って、火口周辺の立ち入り禁止区域への立ち入りを15日から7月末にかけて許可した。 同協議会は火口内への人の立ち入りは危険だとして認めておらず、作業は無人重機による遠隔操作で進められる。急勾配でも本体上部を水平に保てる重機をワイヤでつるし、遠隔操作で機体などを引き上げるという。県警は、千葉県の建設業者と今月4日に契約を結んだ。費用について、県警は4億4千万円としている。ヘリの運航会社には費用負担を求めない方針だ。 操縦士と台湾からの観光客計3人が乗る遊覧ヘリの事故は1月20日に発生。警察・消防はドローンなどで3人の姿を確認したが、火口内の火山ガスや崩れやすい地質のため、約1カ月後に人力による引き上げを断念した。その後も関係機関による機体引き上げ方法についての協議が続き、無人重機利用のほかに、ロープを使って人を下ろす案も出されていた。 一方、阿蘇くじゅう国立公園を管理する環境省は4月、ヘリ運航会社に引き上げを急ぐよう要請していた。阿蘇市によると、急斜面にある機体は事故後、約10メートルずり落ちたのが確認されている。4月以降は大きな変動はないが、県警は「状態は悪化しているとも予想できるので、作業を急ぐべきだと判断した」としている。この記事を書いた人城戸康秀熊本総局員専門・関心分野地方自治と地方政治のあり方、災害と地域振興関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月12日 (金)マンション修繕で談合を認定米国とイラン 連日攻撃の応酬ガッツ石松さん死去6月11日 (木)皇族数確保へ立法府が総意河野洋平氏が89歳で死去「イエスの塔」ついに完成6月10日 (水)日銀、利上げの公算大カスハラに刑事罰 条例制定へスーパーエルニーニョ発生か6月9日 (火)太平洋沿岸に一時津波注意報イスラエルとイラン 攻撃応酬付属池田小事件から25年トップニューストップページへ自民、再審法案で国民民主から参政へ軸足移す つきまとうリスク19:46半導体大手キオクシアが時価総額1位 トヨタ抜き44兆円上回る17:22H3成功、こぼれた本音「今日はおいしい酒を…」 茨の道だった半年20:05ふるさと納税で自治体歳入3200億円減、8年間 会計検査院が算出17:00ワールドカップ北中米大会、何が変わる? 知っておきたい五つの要点17:00【アーカイブ】中村玉緒さん「勝新の妻であること、忘れたことない」15:36