2026年6月6日 8時00分有料記事宮坂奈津 話し言葉がなめらかに出てこないがゆえに、学校や仕事で「自分」を出せずにきた――。そんな吃音(きつおん)の悩みをはき出せる若者の自助グループが、全国に広がっている。年に1度の全国交流会が7月、大阪で開かれる。「うぃーすた関西」の定例会=5月17日、大阪市北区、宮坂奈津撮影 吃音は、話し始めようとするときに言葉が出なかったり、「お、お……」と最初の音を繰り返したりする発話障害の一つ。国立障害者リハビリテーションセンターによると、言語によらず100人に1人弱が抱え、その8割は生まれ持ったものとされる。 「面接が怖い。自己紹介いつもどうしてる?」「インターホンの難易度、高くないですか?」「それ、めっちゃわかります!」 5月中旬の週末、大阪市内のレンタルルームの一室で、自助グループ「うぃーすた関西」の定例会があった。学生や社会人の12人が参加し、吃音で最近困ったことや就職活動の壁をどう乗り越えたかを話し合った。 初めて参加した大阪府高槻市の大学生の女性(21)は、言葉の最初の音を出しづらい「難発」を抱える。かけ声が苦手で、高校時代はバレー部のキャプテンになるのをあきらめたという。「自分だけじゃないと思えるのがうれしい。また来たい」という。 児童福祉関係の事務職として働く兵庫県姫路市の男性(30)は3回目の参加だ。固定電話に出るのが苦手だが、職場では吃音で困っていると言い出しにくい。「ここは悩みをはき出せて、安心できる」という。吃音当事者の「あるある」などを話しあう=5月17日、大阪市北区、宮坂奈津撮影 うぃーすた関西副代表の小山千里(ちさと)さん(20)も、当事者の1人だ。 1歳のころから症状があったという。小学3年のころに自分のしゃべり方が周りと違うことに気づき、小学5年で自分が「吃音」と知った。 もともと、人と話すのが好き。小学校では学級委員を務め、授業でも積極的に発言するほうだった。友人に「なんでそんなしゃべり方なん?」と言われても、冗談ぽく笑ってやり過ごせていた。うぃーすた関西の副代表、小山千里さん=2026年5月17日午後1時30分、大阪市北区、宮坂奈津撮影 思春期になると周囲の目が気…この記事を書いた人宮坂奈津ネットワーク報道本部専門・関心分野民主主義、北欧関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月6日 (土)補正予算が成立 総額3.1兆円習近平氏、7年ぶり訪朝へ検察庁がハラスメント調査へ6月5日 (金)ヤマダとエディオンが統合へ池田小学校の事件から25年川で発見の遺体 容疑者と判明6月4日 (木)台風6号、各地で川が増水昨年の出生数、過去最少キオクシアHDがトヨタ超え6月3日 (水)来年4月から消費税1%で調整派遣大手5社がカルテルか福島第一2号機で燃料取り出しトップニューストップページへ「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産へ ユネスコの諮問機関が「登録」勧告3:30大阪の学校法人が科研費5千万円超を一時流用 第三者委員会で調査6:00独自家族でTDRに?子連れのスナメリ、東京湾奥部で撮影「貴重な記録」8:00「中傷動画」報道をめぐる経緯 何が論点? これまでの首相の対応は20:47細木数子の娘、法務を連れたネトフリに諦め「どうこう言っても…」9:00「こんな商品売れない」からの逆転劇 消しゴム会社が生んだ大ヒット8:00