一冊からひらくスポーツ批評:W杯の前に読みたい一冊 女子サッカーが照らす、もう一つの世界

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一冊からひらくスポーツ批評インタビュー 田原和宏毎日新聞 2026/6/9 08:00(最終更新 6/9 08:00) 有料記事 3920文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷作家の星野智幸さん=さいたま市のNACK5スタジアム大宮で2026年5月16日午前11時53分、田原和宏撮影 3月、米トランプ大統領はSNSに投稿した。「イラン代表のワールドカップ(W杯)出場は歓迎するが、彼らの生命や安全にとって出場は適切ではない」 米国はサッカーW杯北中米3カ国大会の開催国の一つ。にもかかわらず、2月にイスラエルとともにイランを空爆。不透明な情勢が続く。世界が一握りの為政者に振り回される中、4年に1度の祭典が始まる。 こんな時期だからこそ読みたい一冊がある。2025年度「サッカー本大賞」で大賞に輝いた小説「ひとでなし」(文芸春秋)。帯には「刻々と分断の進む世界の60年を、丸ごと書き換える試み」とある。著者の星野智幸さんに話を聞いた。【聞き手・田原和宏】国立競技場で感じた心地よい「風」 ――多くの文学賞を受賞していますが、サッカー本大賞の受賞をとりわけ喜んでいるとか。なぜですか。 ◆僕はサッカーに限らず、スポーツは社会を反映していると考えています。人種差別や排外主義といった社会のひずみを示すこともあれば、人と人の交流など美しい姿も見せる。小説にスポーツを持ち込むのは、本当の社会を描ける感覚があるから。そういう側面を評価されたのがうれしいです。受賞は、サッカーファンに競技だけでなく、社会との関わりにも目を向けようと言ってくれたような気がします。 ――選考委員の中にはフランス文学者の陣野俊史さんがいます。陣野さんは11年刊行の「戦争へ、文学へ」(集英社)で、星野さんを「この日本で私がもっとも信頼する作家である」とつづっています。 ◆もったいない言葉ですね。陣野さんはフランス郊外で暮らす移民と、そこで育まれたヒップホップ文化やサッカーを切り離せないものとして扱い、中心部からはみ出さざるを得ない人々に目を向けてきました。ジャンルや分野は違いますが、同じ志で取り組んでいると共感しています。 ――「ひとでなし」は女子サッカーが象徴的な意味を持つ作品ですが、03年刊行の「ファンタジスタ」(集英社)も女子サッカーがテーマの作品です。 ◆女子サッカーをスタジアムで初めて観戦したのは03年7月、旧国立競技場でのW杯予選。勝てば本大会出場が決まる…この記事は有料記事です。残り3037文字(全文3920文字)【前の記事】ただ波に乗る…だけなのに サーファーが直面した「女性」ゆえの壁関連記事【最新記事】あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>